1月7日、KDDIがスペースXの日本法人Starlink Japan合同会社と協力して、衛星ブロードバンドStarlinkを石川県能登半島の避難所などに無償提供しました。
被災地における避難所での通信支援を目的に石川県と総務省の要請と協力に基づいて実施したもので、350台のStarklinkアンテナを石川県県庁舎に搬入。これにより避難所では、auユーザー以外もStarlinkによるWi-Fiを無料で利用できます。
StarlinkはスペースXが手がける衛星通信サービス。KDDIは2021年9月にスペースXとの業務提携を発表し、山間部や離島、災害対策においてStarlinkの衛星回線をau基地局のバックホール回線に利用したり、Wi-Fiまたは有線LANで衛星通信を提供しています。
今回、無償提供されたStarlinkは小型・軽量のアンテナで運びやすく、短時間での設置およびWi-Fi環境を構築できることから災害地での通信環境を確保するのに最適と言えそう。さらに、Starlinkの通信衛星は地表からの距離が近い高度500kmの低軌道上に配置されているため、低遅延かつ高速なインターネット環境を提供できます。
KDDIはこれまでにも能登半島地震の影響を受けたエリアの復旧において車載型/可搬型/船舶基地局のバックホール回線にStarlinkを利用し、自衛隊/自治体/電力会社にもStarlinkを提供するなど、合計約700台のStarlinkを支援に活用しているとしています。
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