大手3キャリアに対して大容量プランの値下げを強く迫っている日本政府。
NHKニュースによると、KDDIは20GBで月額4,000円を下回る新料金プランをUQ mobileから提供する方針を固めたとのこと。今月16日に発表会を開催したKDDIは料金値下げについてマルチブランド戦略のなかで答えを出していくと説明していた。
3大キャリアでの値下げは実現せず?
KDDIは、auのほかにサブブランドのUQ mobileと格安SIM/MVNOのBIGLOBEモバイルを展開するマルチブランド戦略をとっている。
料金や通信の品質、アフターサポートなどでauとBIGLOBEモバイルの間に位置するUQ mobileでは主に月額1,980円の3GBプランと月額2,980円の10GBプランを提供しているが、NHKが関係者から得た情報によるとUQ mobileで20GBで月額4,000円を下回る料金プランを早ければ今年度中にも導入する方針を固めたという。
通話オプションや消費税を加えても5,000円を下回る見通しとのこと。
また、全機種5Gスマートフォンを宣言し、データ無制限のプランを提供するauでは月額7,650円の料金を維持する方針と伝えている。メインブランドの値下げに期待した消費者はがっかりだろう。
この対応で日本政府が満足するのであれば、ドコモやソフトバンクもauと同じようにメインブランドの料金プランは値下げせず、Y!mobileなどのサブブランドで実質的な値下げを実現するものと思われる。
なお、大手3キャリアのなかで唯一ドコモはサブブランドを所有していないが、同じNTTグループで格安スマホ/格安SIMサービスのOCNモバイルONEを展開するNTTコミュニケーションズのドコモへの移管または独自のサブブランドを立ち上げることで実現する可能性がある。
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