ソニーの2021年夏スマートフォン「Xperia 10 III」(エクスペリアテンマークスリー)がドコモとauから6月18日(金)、ワイモバイルから6月中旬以降に発売されます。
発売前に「Xperia 10 III」の実機を触ることができたのでショートなフォトレビューをお届けします。ミッドレンジXperia初の5G対応モデルです。
5色から選べるカラフルなボディ
ツヤ消しのフロストガラスとメタルフレームを使用した「Xperia 1 III」に対して「Xperia 10 III」は光沢仕上げのガラスとマットなメタルフレームを組み合わせた防水対応ボディでガシガシ使えます。
カラーは落ち着いたトーンのブラック、温かみと清潔さを感じるホワイト、透明感のあるクリアな発色のブルー、遊び心あふれる色鮮やかなピンクの全4色で、ドコモではドコモオンラインショップ限定カラーのイエローも用意。淡くて優しい色合いの中からおすすめするのはイエローとブルーです。
片手操作もカンタンのハンドフィットサイズ
ディスプレイは大画面の6.0インチ。縦横比21:9の縦長仕様で片手でも持ちやすいハンドフィットサイズでした。Xperia 10 IIIの横幅は約68mm。だいたいのスマートフォンは横幅が70mmを切ると片手でしっかりと持てます。片手モードにも対応しているので電車が混雑して座れない時でもスマホを快適に操作できるはず。
なめらかな映像が楽しめるリフレッシュレートは一般的な60Hz、ゲームでタップ抜け(画面をタッチしても操作に繋がらない現象)を減らせるタッチスキャニングレートは120Hzです。また、HDR対応の有機ELなので明るいところはより明るく、暗いところはより暗く表現するなど明暗をきれいに映し分けて優れた表現力でドラマや映画も楽しめます。
3つの画角で撮れるトリプルカメラ
カメラは広い画角でダイナミックに風景を撮影できる8MP/超広角レンズと万能な12MP/広角レンズ、光学2倍ズームで遠くのものを画質の大幅な劣化なしに撮影できる8MP/望遠レンズの3つで構成されたトリプルレンズカメラです。
料理や夜景・人物、逆光・人物、赤ちゃん、新しく追加されたペット(犬・猫)など14種類のシーンに加えて三脚固定や動いてるときなど4つのコンディションも認識してくれるプレミアムおまかせオートに対応。フロントカメラはポートレートセルフィで背景をぼかしたり、美肌や肌の明るさ、目の大きさ、輪郭補正を調節できます。
写真だけでなく4K撮影や120コマ/秒のスローモーション映像など動画も充実したカメラです。
バッテリーはXperia史上最大容量
安全かつスムーズに画面ロックを解除できる指紋認証に対応しています。イヤホン端子やおサイフケータイも利用可能。ハイレゾにも対応していますがスピーカーはモノラル仕様でトップ側のスピーカーは通話専用でボトム側からしか音は出ません。
バッテリーはXperia史上最大容量の4,500mAhで動画再生時間は16時間から25時間にアップ。バッテリーは充電を繰り返したり、ながら充電などでバッテリーに負荷をかけると最大容量が減って電池持ちが悪くなりますが、バッテリーの負荷を軽減する「いたわり充電」とXperia独自の「充電最適化技術」によって3年使っても劣化しにくい長寿命も特徴です。
ミドルレンジのXperiaスマートフォンとして初となる5Gにも対応。ドコモ版は受信時最大2.1Gbps、送信時最大218Mbps。ワイモバイル版は受信時最大1.8Gbps、上り最大110Mbpsの超高速通信が利用できます。
ということでショートなフォトレビューでした。Xperia 10 IIIの販売価格は51,480円、残念ながらスマホおかえしプログラムの対象外。既にドコモオンラインショップでは予約受付中です。