乗っ取り対策強化。インスタグラムの2段階認証のやり方と解除方法を解説
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Instagram(インスタグラム)のアカウントが乗っ取られて、勝手にプロフィールのアイコンを変更されたり、スパム系の投稿を大量に投稿されたり、スパムアカウントを大量にフォローされるといった被害を受けた人が増えています。
アカウントの乗っ取りを防ぐにはパスワードを複雑にすること、パスワードを使いまわさないこと、そして最も有効な対策の1つが2段階認証です。
この記事では、インスタグラムで2段階認証を設定・解除する方法、バックアップコードを忘れた時の対処方法も解説します。
アカウントの乗っ取り対策に有効な「2段階認証」とは?

インスタグラムのアカウントにログインするには、電話番号・ユーザーネーム・メールアドレスのいずれかと、パスワードの2組が必要になります。
ただし、ユーザーネームは誰もが知り得る情報のため、実質的にはパスワードを特定するだけでログイン可能ーーつまりアカウントの乗っ取りが可能です。
推測されやすい簡単なパスワードに設定している場合や複雑なパスワードでも使い回しをしていて、インスタグラムとは別のサイトからパスワードが漏れた場合は、アカウントを乗っ取られてしまいます。
そこでアカウントの乗っ取り対策に有効なのが「2段階認証」です。
2段階認証を有効にすると、電話番号・ユーザーネーム・メールアドレスとパスワードに加えて、登録した端末に届く6桁のセキュリティコード(確認コード)を入力するか、ログイン済みの別のデバイスから承認しない限りログインすることができずアカウントの乗っ取りが困難になります。
なお、セキュリティコードはSMSで受信することもできますが、SIMハッキングによってSMSに届く認証コードがハッカーの元へ送信されてアカウントが乗っ取られる行為が多発した過去があるため、推奨できない方法です。
インスタグラムの2段階認証を設定する

2段階認証は電話番号・ユーザーネーム・メールアドレスとパスワードに加えて、6桁のセキュリティコードを入力するか、ログイン済みの別のデバイスからの承認が必要なアカウントの乗っ取りに強いログイン方法です。
セキュリティコードは認証アプリかSMSで受け取ることができますが、電話番号が変わった時にSMSでセキュリティコードを受け取れなくなるため、認証アプリの利用がおすすめ。インスタグラムも認証アプリでの受け取りを推奨しています。
なお、iPhoneやiPadの場合はアプリをダウンロードせず、標準機能で認証コードを受け取ることも可能です。
自分の好みに合わせて以下の目次から設定方法を選択してください。
Apple標準機能で設定
Instagramで2段階認証を設定する- インスタを起動したら画面右下のプロフィールタブに移動します
- 画面右上のメニューボタンをタップします
- 「設定とプライバシー」に進みます
- 続けて「二段階認証」に進みます
- 二段階認証を設定するアカウントを選択しましょう
- 「認証アプリ」を選択して「次へ」ボタンを押します
- 表示されたキーをコピーします
- iPhoneの設定画面を表示して「パスワード」に進みます
- 画面右上の「+」をタップしましょう
- Webサイトに「instagram.com」、ユーザー名とパスワードを入力して画面右上の「完了」を押します
- 「確認コードを設定...」をタップします
- 「設定キーを入力」をタップします
- コピーしたキーを入力して「OK」をタップします
- 確認コードをコピーしたらInstagramに戻ります
- 「次へ」ボタンを押します
- コピーした確認コードをペーストして「次へ」ボタンを押します
- これで二段階認証はオンになりましたが、まだ設定は続くので「バックアップコード」をタップします
- 確認コードを取得できなくなった時に必要なバックアップコードをスクショします。完了したら「x」をタップします
- 「完了」ボタンを押して設定は終了です
認証アプリで設定
- インスタを起動したら画面右下のプロフィールタブに移動します
- 画面右上のメニューボタンをタップします
- 「設定とプライバシー」に進みます
- 続けて「二段階認証」に進みます
- 二段階認証を設定するアカウントを選択しましょう
- 「認証アプリ」を選択して「次へ」ボタンを押します
- 表示されたキーをコピーします
- iPhoneの設定画面を表示して「パスワード」に進みます
- 画面右上の「+」をタップしましょう
- Webサイトに「instagram.com」、ユーザー名とパスワードを入力して画面右上の「完了」を押します
- 「確認コードを設定...」をタップします
- 「設定キーを入力」をタップします
- コピーしたキーを入力して「OK」をタップします
- 確認コードをコピーしたらInstagramに戻ります
- 「次へ」ボタンを押します
- コピーした確認コードをペーストして「次へ」ボタンを押します
- これで二段階認証はオンになりましたが、まだ設定は続くので「バックアップコード」をタップします
- 確認コードを取得できなくなった時に必要なバックアップコードをスクショします。完了したら「x」をタップします
- 「完了」ボタンを押して設定は終了です
認証アプリはいくつか公開されていますが、Googleが公開しているため信頼性が高く、機種変更時も簡単に移行できる「Google認証システムアプリ」がおすすめ。iPhone・Androidともに無料でダウンロードできます。

インスタグラムで2段階認証を設定する前に各アプリストアから認証アプリをダウンロードしておきましょう。Google認証システムアプリのダウンロードが完了したら、以下の手順を参考に2段階認証を設定してください。
- インスタを起動したら画面右下のプロフィールタブに移動します
- 画面右上のメニューボタンをタップします
- 「設定とプライバシー」に進みます
- 続けて「二段階認証」に進みます
- 二段階認証を設定するアカウントを選択しましょう
- 「認証アプリ」を選択して「次へ」ボタンを押します
- 表示されたキーをコピーします
- Google認証システムアプリを起動して「開始」ボタンを押します
- Googleアカウントを選択して「XXX押して続行」ボタンを押します
- 「セットアップキーを入力」をタップしましょう
- アカウントにInstagramの名前などを入力し、キーにコピーした32桁のコードを入力して“時間ベース”であることを確認したら「追加」ボタンを押します
- 認証コードが表示されたら画面を1回タップしてコピーしてInstagramに戻ります
- 「次へ」ボタンを押します
- コピーした確認コードをペーストして「次へ」ボタンを押します
- これで二段階認証はオンになりましたが、まだ設定は続くので「バックアップコード」をタップします
- 確認コードを取得できなくなった時に必要なバックアップコードをスクショします。完了したら「x」をタップします
- 「完了」ボタンを押して設定は終了です
2段階認証でログインする
2段階認証をオンにすると、認証アプリで受け取った確認コードを入力することでログインできます。
認証コードを入力してログインする
- 電話番号/ユーザーネーム/メールアドレスのいずれかとパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します
- 確認コードの入力が求められたら認証アプリでコピーするか、iOSのシステムを使っている場合はキーボード上をタップします
- 確認コードの入力後、「確認」ボタンを押すとログインできます
2段階認証を解除する
- インスタを起動したら画面右下のプロフィールタブに移動します
- 画面右上のメニューボタンをタップします
- 「設定とプライバシー」に進みます
- 続けて「二段階認証」に進みます
- 二段階認証を設定するアカウントを選択しましょう
- 解除したいニ段階認証を選択します
- スイッチをオフにします
- 「オフにする」ボタンを押して完了です
バックアップコードを忘れた時の対処方法
スマートフォンを紛失したり、電話番号が変わったことでセキュリティコード(確認コード)が受け取れなくなった場合は、セットアップ時にメモしておいたバックアップコードを使ってインスタグラムのアカウントにログインできます。
ただし、バックアップコードをスクショやメモしていなかったり、忘れてしまった場合はサポートを依頼する必要があります。
- インスタグラムのログイン画面で、電話番号・ユーザーネーム・メールアドレス、パスワードを入力して「ログイン」ボタンをタップします
- “ログインコードを入力”と書かれた画面が表示されるので、確認ボタンの下にある「別の方法を試す」をタップします
- 「サポートを依頼」を選択します
- 登録時のメールアドレスや連絡先メールアドレス、アカウントの種類を入力して詳細の項目に認証コードを受け取れない理由を記入して「サポートリクエスト」をタップします
- サポートとやりとりして、本人確認できた場合は、一時的な8桁の認証コードが発行されるので、アカウントにログインしましょう