Photo by Kārlis Dambrāns
初代iPhoneが発売されてから10周年を迎える2017年発売のiPhoneは、例年どおりiPhone 7sシリーズに加えてプレミアムモデルのiPhone 8の全3モデルが発売されると噂されています。
通常モデルとプレミアムモデルには機能差があり、ワイヤレス充電はプレミアムモデル限定機能とされていましたが、最新情報によればすべてのモデルがワイヤレス充電に対応するとされています。
10周年のiPhone、ワイヤレス充電対応で30ドルの値上げか
次期iPhoneがワイヤレス充電に対応するとの情報は新しいものではなく、これまでも度々噂されており、最近では日本経済新聞がワイヤレス充電モジュールの試作を進めていると報じています。
今回、KGI証券のアナリスト Ming-Chi Kuo氏が伝えた最新情報によれば2017年に発売される3モデルすべてのiPhoneがワイヤレス充電をサポートするとのこと。さらに、ガラスボディとワイヤレス充電がもたらす発熱対策のために本体価格が値上げされる可能性があると伝えています。
10周年のiPhoneに関する値上げについてはFast CompanyがAppleの計画に精通した人物から得た情報として1,000ドルー日本円で11万円以上になると報じています。iPhone 7シリーズの価格は649ドル〜969ドルのため、30ドルの値上げになります。
This leads some credence to the rumor that Apple’s radical new iPhone will cost upwards of $1000. KGI says the total cost of the 3D Touch module will rise between 30-50%, an increase that Apple may have to pass onto the consumer in the final sale price.
- 引用元
- 9to5Mac
ワイヤレス充電に値上げほどの価値はあるのか疑問
ワイヤレス充電はサムスンのGalaxyやGoogleのNexusなど多くのAndroidスマートフォンで採用されている既存の技術で革新的なものではありません。
既存のワイヤレス充電がもたらすメリットはスマートフォンに端子を接続しなくても充電ができることですが、リバーシブル化されたLightningにおいては端子の接続でストレスを感じることはありません。また、ワイヤレス充電は通常の充電方法に比べて充電時間が長くなるというデメリットも存在することから本体価格を値上げしてまで搭載するメリットがあるかは疑問です。
Androidが急速充電に対応し始めた時期にAppleのフィル・シラーは「ワイヤレスといえど、充電器は電源と繋がっていなければならず、利便性が上がるとは思えない」とコメントしていることから、既存のワイヤレス充電がそのまま導入されるとは考えにくく、もしワイヤレス充電に対応するのであれば革新性のあるワイヤレス充電になるはずです。
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