Appleは今年も6月初旬に開発者向けのイベント「WWDC」を開催し、iOS 12やmacOS 10.14といった次期OSを発表するだろう。昨年は4年ぶりに新しいハードウェアもWWDCで発表されたが、今年は「iPhone SE 2」が発表されると噂されている。
「iPhone SE 2」、A10チップ搭載。指紋認証を継続採用か
中国のQQ.comは、Appleが6月に開催する世界開発者会議、WWDCで「iPhone SE 2」を発表すると報じた。
「iPhone SE 2」は、メタルボディを採用し、iPhone 7シリーズに搭載されたA10プロセッサ、2GBのメモリ、32GB/128GBのストレージを搭載する。ディスプレイは4インチから4.2インチに大型化。「iPhone X」のようなベゼルレスのフルスクリーンではなく、従来のデザインになるとのこと。顔認証「Face ID」にも対応せず、第2世代の指紋認証「Touch ID」を継続するという。
QQ.comは過去にiPhone 7シリーズの図面をリークしたこともあるが、ディスプレイを大型化するとデザインの変更に迫られ安価に抑えることができず、顔認証への移行を進めていく中で従来の指紋認証に対応したモデルを新たに発売するということは考えにくい。
9to5Macを始め多くのメディアは今回の報道に対して疑わしいと感じているようだ。また、実績あるKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuoは、新型iPhoneがiPhone X/iPhone X Plus/6.1インチ液晶モデルの3ラインナップになることから、Appleに「iPhone SE 2」を開発するリソースが不足していると指摘するなど「iPhone SE 2」の存在自体を疑問視している。
WWDCで「iPhone SE 2」が発表されれば2010年の「iPhone 4」以来、8年ぶりとなる。今年の3月末でiPhone SEの発売から2年が経過する。OSの進化に性能が追いつかなくなってくるため、後継機を待ち望んでいる人も多いと思うが、今のところ「iPhone SE 2」発表の可能性は低いように思える。
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