Photo by RedmondPie
9月13日のスペシャルイベントで登場する「iPhone X」は、現行のiPhoneから大幅にカラーを削減して登場するようだ。また、ホワイトカラーにおいては前面のフロントパネルもホワイトで統一していたが、今年はそれもなくなる。
iPhone X、カラーは全3色。フロントパネルはすべてブラック
今年も新型iPhoneの情報を正確にレポートしてきたKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo氏は「iPhone X」のカラーラインナップについてホワイト、ブラック、ゴールドの3色でフロントパネルはすべてブラックで統一されると報告した。
「iPhone X」には凹型のベゼルレスディスプレイが搭載される。iPhoneがロック状態(ディスプレイ消灯時)の時はいびつな形が目立ってしまうが、フロントパネルがブラックがであればディスプレイの黒に溶け込むため目立つことはない。
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フロントパネルがブラックで統一されるのは2009年に発売された「iPhone 3GS」以来。ゴールドカラーとブラックパネルの組み合わせは初めてになる。なお、ゴールドカラーはブロンズ系の「ブラッシュゴールド」または「カッパーゴールド」になるとの噂がある。
3D顔認識のセンサーは複雑な構成に?画面割れには注意が必要
「iPhone X」には3D顔認識に対応したFaceTimeカメラが搭載される。3D顔認識によって顔の向きなどを検出して顔認証システム「Face ID」などを実現する。同アナリストは3D顔認識を実現する3Dセンサーについても詳細にレポートしている。
3Dセンサーは光の受信機と光の送信機から構成され、FaceTimeカメラや近接センサー、光センサー、スピーカーと共に唯一残されるベゼル部分に配置される。いずれも複数の部品からなり、最大10社のベンダーが供給する。iPhoneを落としてディスプレイを割ってしまう「バキフォン」をよく目にするが「iPhone X」を落として3Dセンサーまで損傷した場合は修理代金が高額になるかもしれない。
FaceTimeカメラで撮影した平面的な画像に3Dセンサーで取得する深度情報を統合することで3D画像を構築するようだ。3Dセンサーには距離の制約があり、50〜100cmの範囲で顔を認識させる必要があるとのことだが、GM版「iOS 11」からFace IDのセットアップ時に「顔とiPhoneを10〜20インチ(25〜50cm)離してください。」といったメッセージを表示することがわかっている。
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