Xperia 1 VIIIやXiaomi 17 Ultraも対象外の可能性。Gemini Intelligenceの厳しすぎる対応条件
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが“Androidにとって過去最大級の年のひとつになる”と予告して発表したのが「Gemini Intelligence」でした。
Gemini Intelligenceに対応したデバイスでは、Geminiが家族のグループチャットで話していたピザの注文内容を整理してフードデリバリーアプリを操作して注文を用意するマルチステップや、AIと会話しながら自分好みのカスタムウィジェットを作成したり、AIの助けを借りてフォーム入力を秒で終わらせることも可能です。
大きな期待がかかるGemini Intelligenceですが、プレミアムなハードウェアと革新的なソフトウェアの融合によって実現されるもので、ハードウェア要求はかなり高いことが示唆されていました。Gemini Intelligenceの公式サイトに掲載されている高い要件からは、Pixel 9、Galaxy S25、そして発売されたばかりのXperia 1 VIIIさえ利用できない可能性があります。
Gemini Intelligenceの対応機種はかなり限定的か
Gemini Intelligenceの公式サイトには、「Geminiの最高の体験を最先端のデバイスで」と書かれています。ここでいう最先端のデバイスとは、“最も高度な機能と仕様要件を備えたAndroidデバイス”のこと。具体的な要件は以下のとおりです。
- オンデバイスAI向けのNanoモデル
- AI CoreとNano v3以降を統合していること
- 最新のメディア性能
- 空間オーディオ、低照度環境での性能、HDRに対応していること。ゲームについては、年次のGGIおよびドライバーアップデートが提供されること
- メモリ
- 12GB以上のRAMを搭載していること
- 認定SoC
- フラッグシップチップであること
- 実使用環境での品質
- 2026年に、クラッシュ率などGoogleが定める品質基準を満たすこと。2027年にはさらに厳格に適用される
- 発売時点での品質
- A17以降でテストスイートに合格していること
- OS
- 5回のOSアップグレード、AVF、pKVMに対応していること
- セキュリティ
- 6年間、四半期ごとのセキュリティアップデートに対応していること
Xperia 1 VIIIも対応できず?厳しいアップデート要件
特に厳しい要件は、AI CoreとNano v3以降によるオンデバイスAI、12GB以上のRAM、フラッグシップ級チップ、そして5回のOSアップグレードと6年間・四半期ごとのセキュリティアップデートです。
Google PixelやSamsung Galaxyの一部モデルは7年間のアップデートに対応していますが、先日発表されたXperia 1 VIIIは最大4回のOSバージョンアップと案内されています。この要件だけを見ると、Gemini Intelligenceの対象から外れる可能性が高そうです。

Pixel 9やXiaomi 17 Ultraも非対応の可能性
また、Googleの開発者向けページでは、Prompt APIでnano-v3に対応するデバイスとして、現時点で以下の機種が案内されています。
- Google: Google Pixel 10、Google Pixel 10 Pro、Google Pixel 10 Pro XL、Google Pixel 10 Pro Fold
- Honor: Honor Magic 8 Pro
- iQOO: iQOO 15
- Lenovo: Lenovo Idea Tab Pro Gen 2、Lenovo Legion Tab Gen 5(8.8 インチ)
- Motorola: Signature
- OnePlus: OnePlus 15、OnePlus 15R
- OPPO: Find X9、Find X9 Pro、Find X8、Find X8 Pro、Reno 14 Pro 5G、Reno 15 Pro 5G、Reno 15 Pro Mini 5G、Reno 15 Pro Max 5G
- realme: realme GT 7T
- Samsung: Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultra
- vivo: vivo X200T、vivo X200、vivo X200 Pro、vivo X300、vivo X300 Pro
これはあくまでもPrompt APIでnano-v3に対応するデバイスとして案内されている機種。Nano v3以外にも更新など複数の要件があるため、ここに記載された機種で必ずGemini Intelligenceが利用できるとは限りません。
一方で、ここに記載されていないGalaxy Z Fold7、Google Pixel 9シリーズ、Xiaomi 17 Ultraなどは、少なくとも現時点ではPrompt APIのnano-v3対応機種には含まれていないため、このままでは対応しない可能性があります。
複雑すぎる対応要件。わかりやすい認証バッジが必要か
Gemini Intelligenceは、AndroidのAI体験を大きく変える可能性を持っています。一方で、対応要件はかなり複雑でユーザーが購入前にひとつずつ確認するにはハードルが高すぎます。
このままでは、メーカーやキャリアにも対応可否に関する問い合わせが多く寄せられることは想像に難くありません。Googleには、Gemini Intelligenceに対応する端末がひと目でわかるバッジや認証表示のような仕組みを用意してほしいところです。






















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