MacでiPhoneアプリも動作。M1チップ搭載の新型MacBook/Mac mini登場
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

11月11日、Appleがオンラインイベント『One more thing.』を開催し、Appleシリコン「M1」チップを搭載した新型MacBook Air、新型MacBook Pro、新型Mac miniの3機種を発表した。
すでにApple公式サイトで注文がスタートしており11月17日から順次発売される。
既存のMacアプリも、iPhoneアプリも動作する新型Mac

新型Macの3機種には、今年のWWDCで発表されていたAppleがMacのために初めて設計したチップ、Appleシリコン「M1」が搭載された。
M1チップの特徴は劇的に進化したパフォーマンスと効率にある。
PC向けのチップとして初めて5nmプロセスで開発された「M1」は、1つのチップとしてApple史上最も多い160億個という驚異的な数のトランジスタを搭載。
CPUは省電力シリコンとして世界最速、ワットあたりのCPU性能も世界最高。数値としてパフォーマンスは最大3.5倍、グラフィックは最大6倍、機械学習は最大15倍高速化された一方で、1世代前のMacに比べてバッテリーは最大2倍長持ちする。

新型コロナウイルス感染拡大でリモート会議が多くなっているなかでビデオ撮影/通話の性能もチップによって強化されている。Appleで最も新しい画像信号プロセッサを搭載することで、より広いダイナミックレンジ、強化されたノイズリダクション、進化した自動ホワイトバランス機能を備え、シャープで鮮やかな映像でビデオ通話が可能になる。

懸念はIntelチップ向けに開発されたMacアプリがM1チップを搭載したMac上で動作するのかーーつまり互換性だが、Apple曰くRosetta 2によってユニバーサルアプリケーションにアップデートされない既存のMacアプリもシームレスに動作するとのこと。
また、ハードウェアとソフトウェア(macOS Big Surは日本時間11月13日配信開始)によって、Mac上でiPhoneアプリとiPadアプリが動作可能になる。これもM1チップを搭載するMacの大きな特徴だ。

先に書いたとおりM1チップを搭載した新型MacのラインナップはMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniの3機種。それぞれの特徴は以下のとおり。
ちなみに、Mを冠するプロセッサとしてiPhone向けのモーション処理用のコプロセッサ“M7”がiPhone 5sに初めて搭載され、その後ナンバリングされていたが、現在はiPhoneやiPadの仕様に記述されなくなっている。
- Apple M1チップ
- 過去1年間に販売されたWindowsノートパソコンの98パーセントが搭載しているチップよりも高速
- ビデオ通話の映像がよりシャープに、シャドウとハイライトの細部を向上
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— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) November 10, 2020
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