auが2008年秋冬モデルを10月27日に発表したの皮切りにソフトバンクモバイルが10月31日に、NTTドコモが11月5日に発表したわけですが、これまで発表されてきた携帯電話と異なって大きな変化がみられました。
携帯電話とスマートフォンが統合?
2008年秋冬モデルに見られた4つの変化。
・タッチパネルの対応端末の急増
・ディスプレイの大幅なインチアップ
・QWERTYキーボードの搭載端末の増加
・ウィジェット機能
タッチパネル対応端末の急増。
3Gの携帯電話として初めて対応したのは「F900iT」だと思うのですが、ソフトバンクモバイルが2008年春モデルとして発売した「インターネットマシン 922SH」やNTTドコモが2008年春モデルとして発売した「SH906i」がタッチパネルに対応したことで切っ掛けを作り、2008年秋冬モデルではNTTドコモが8機種、ソフトバンクモバイルが4機種と合計12機種のタッチパネル対応端末が急増する結果となりました。
ディスプレイの大幅なインチアップ。
NTTドコモの「SH-01A」が3.3インチ、ソフトバンクモバイルの「931SH」が3.8インチのディスプレイを搭載するなどこれまでに見られないインチアップが行われました。
タッチパネルに対応したことで操作性を確保するためにはインチアップせざるを得なかったということでしょう。
QWERTYキーボード搭載端末の増加。
スマートフォンにQWERTYキーボードが搭載されるのは当たり前なんですが、OSにSymbian OSを採用した「SH-04A」など携帯電話と位置づけられているにも関わらずQWERTYキーボードを搭載した端末も増えましたね。
ウィジェット機能。
ソフトバンクモバイルからは「モバイルウィジェット」、NTTドコモからは「iウィジェット」が発表されるなどウィジェット機能への対応が見られました。
ウィジェットについては、待受画面にツールを配置することで天気予報やカレンダー、スケジュール、時刻表などを確認することができるという機能で主にスマートフォンやWindows Vistaに採用されています。
スマートフォンの様な携帯電話の増加・・・ガラパゴスの加速
これら4つ全てがスマートフォンが持っている特徴や特性であり、携帯電話との境界線にもなっていたのですが今季モデルから多く見られるようになりスマートフォンと大差ない携帯電話が見受けられました。
携帯電話市場が飽和状態になったことで2台目需要も見込める今季モデルで発表されたような携帯電話をスマートフォンにカスタマイズしたような端末が増加するでしょうね。
まぁ、これも日本独特の進化と言え、ガラパゴス化が更なる加速をしていくのでしょう。