2008年のベストケータイ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

NTTドコモの2008年ベストケータイは、NEC製の「N-01A」となりました。「N-01A」に採用された新しい機構である「3Wayスタイル」が今後何かを期待させてくれる新しい機構だからです。
まだまだ操作性が良いとは言えませんが、モッサリ感の解消やタッチパネルでの文字入力が実現できれば縛りとなっている2年間を短く感じる事が出来るスタイルを確率できると思います。
auの2008年ベストケータイは、カシオ製の「EXILIMケータイ W63CA」です。とにかくカメラの性能がスゴイです。幾つかの作例を見た時に「携帯電話のカメラもついにここまできたかー」と思いました。
また、画質だけでなくデザインも素晴らしいですよね。デジカメと一瞬見間違える様なクオリティの高いデザインも僕が選ぶ理由となりました。
日本市場からの撤退を発表したノキア。ヨーロピアンなクオリティの高いデザインを供給し続けたノキアからも1機種出したかったので「X02NK」を選びました。
端末のサイズ自体は小さくまとまっていてそれだけにスペックも低く留まっているんですが、もうすこしサイズが大きくなってもこの高いデザイン性を損なう事はなかったのではないでしょうか?こういうデザインは他の会社にはないものなのでやっぱりノキアの撤退は惜しいですね・・・。
イー・モバイルの2008年ベストケータイは各所で高評価を得ていたHTC製の「EMONSTER」です。
Advanced/W-ZERO3 [es]使いの僕としては下り最速3.6Mbpsはとても魅力的なんですよね。(ウィルコムは下り最速512kbps)イー・モバイルとEMONSTERでは回線速度周りのストレスを解消してくれることやタッチしやすいQWERTYハードキーボードも高く評価されました。
W-ZERO3の名を冠していないものの、実質的には「W-ZERO3」の後継機といえる「WILLCOM 03」をウィルコムの2008年ベストケータイに選びました。
Advanced/W-ZERO3 [es]と比べてCPUやメモリなどスペックに劇的な変化は見られないものの、OSに「Windows Mobile 6.1 Classic 日本語版」を採用することでレスポンスが多少向上し、ホームメニューのインターフェースがAdvanced/W-ZERO3 [es]まではPCライクでしたが、WILLCOM 03では独自のユーザーインターフェースに変更されておりより使いやすくなっています。
このように少しながらでも着実に進化を遂げたWILLCOM 03を高く評価しました。
「Touch Diamond」を最初に触った時に本当にびっくりしました。スマートフォンとは思えないほどの小さいサイズ。しかし、それこそがスマートフォンの本質なのではないかと再認識させられました。
現在のスマートフォンと言えばディスプレイのインチアップと高解像度化が凄く進んでいます。しかし、スマートフォンというのは元々高機能なスケジュール管理がウリでした。
スマートフォンでスケジュール管理を行うには大きく高解像度名ディスプレイが搭載されなくてもスケジュールの追加や修正、編集が行える最低限のディスプレイが付いていれば十分行えます。
では、ウェブサイトが閲覧しにくいのか?と言われるとそうでもありません。Touch Diamondに採用されているディスプレイは2.8インチのVGA液晶であり、通信速度も下り最高7.2Mbpsを誇っておりストレスを感じることはありませんでした。
iPhoneの様にiPhoneといえば使い安い静電式のタッチパネルみたいなものはTouch Diamondにはありませんが、サイズ・スペックともに上手くまとまっておりとても使い安いスマートフォンだと思います。
2008年のケータイ市場といえば「iPhone 3G」と答える人が大多数だったのではないでしょうか?それほどの話題性のある端末だったと思います。
賛否両論のあるモデルですが、2008年のケータイ市場を支えた一つのモデルだった事を考えれば大きく評価してもいいのではないでしょうか。
書いてる途中に皆さんの意見も聞きたくなったので是非皆さんの意見をお聞かせください!