先日、日本市場への端末供給を打ち切ったノキア傘下のVertuがNTTドコモのMVNOで日本の携帯電話市場に参入すると発表しました。
年明けに日本の第1号直営店をオープンさせ、同日からVERTUブランドの携帯電話の予約販売を開始するようです。
富裕層向けに600万円~400万円の携帯電話を販売。
ゴージャスケータイ「VERTU」、2月に日本市場に参入――ドコモのMVNOで – ITmedia +D モバイル
ノキア傘下となるVertuは他社の回線を借りて携帯電話事業に参入するMVNOを利用して日本の携帯電話市場に参入すると発表しました。
2009年2月19日(木)に日本の第1号直営店となる「Vertu銀座フラッグシップストア」をオープンし、同日からVERTUブランドの端末の予約販売を開始するとのこと。
VERTU銀座フラッグシップストアで取り扱われるのは高級素材を使い職人が組み立てた「シグネチャー」とスポーツカーをモチーフにし、素材やデザインを追求した「アセント・ティー・アイ」の2つ。
さらに2009年の第2四半期を目途に、プレミアメンバーシップサービスの「VERTU Club」をスタートさせる予定。2009年2月19日から受け付けた予約分の端末はこのサービスのスタート後に届けられるようです。
端末価格はシグネチャーの「ステンレススチール」が121万円、「イエローゴールド」が335万円、「ホワイトゴールド」が370万円。アセント・ティー・アイは「レッドレザー」、「ブラックレザー」、「ブラウンレザー」が67万円、「メタリックグレー・レザー」、「パープルレザー」が80万円となっており、フェラーリをモチーフにした「アセント・ティー・アイ フェラーリ ロッソ」、「アセント・ティー・アイ フェラーリ ジャッロ」は94万円となっています。
3G対応のSIMロックフリーの端末を先行販売するなど日本には無かったサービスや端末を提供するようです。日本の携帯電話市場が飽和状態にある中でVertuでは「数年にわたる市場調査を行った上で日本市場への参入を決めた。(マス向け端末を提供するNokiaとは)顧客もビジネスモデルも戦略も異なり、富裕層に向けた携帯電話サービスは、日本市場でも可能性があると見ている」とコメントしており、市場が冷え込む中でも需要は見込めるようです。