NTTドコモは、2009年夏モデルを対象に端末製造メーカーの端末開発費を一部支援する方向で検討しているようです。
携帯電話市場が飽和状態にある中で各キャリアの販売方式の変更や世界的金融危機の影響で端末の開発・販売から撤退するメーカーも出てきています。これを受けてNTTドコモでは端末調達価格の引き下げや端末の安定供給確保を図るとされています。
これ以上の端末を供給するメーカーが減っても困るのでしょうね。
ドコモ、夏モデルを対象に端末メーカーの開発費支援を検討 | Reuters
NTTドコモの広報担当者が1月24日に、同社の2009年夏モデルを対象に端末製造メーカーの開発費を一部支援する方向で検討していることを明らかにしています。
対象とする製造メーカーや規模は明らかにしていないものの、ドコモ向けに端末の出荷台数が多いNECや富士通、パナソニック、シャープの4社が対象で、規模は総額百数十億円規模になると予想されています。
NTTドコモは過去に第三世代携帯電話の普及を図るために端末製造メーカーの開発費を100億~200億円規模で支援したことがありますが、今回は世界的金融危機や携帯電話市場の飽和状態を受けての支援となります。
えー、明らかにされてないものの、支援金を受けるのがNECや富士通、パナソニック、シャープの4社ということですが、確かにこれまで成果を示してくれたメーカーにご褒美をというのはわかります。
しかし、三菱電機やソニー・エリクソンが実質撤退し、NTTドコモに端末を供給するメーカーが減りました。
ですから、ここは三洋電機や日立製作所など他キャリアで端末供給を行っているメーカーに支援金を払う事を引き替えにNTTドコモに端末を供給してもらうという事をして欲しかったですね。