AndroidがiPhoneのシェアを上回る。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

リサーチ会社Canalysによると、全世界のスマートフォン市場全体の出荷台数は前年比で64%増加し、Googleが開発した「Nexus One」やソニー・エリクソンの「Xperia」、Motorolaの「Droid」、サムスン電子の「Galaxy S」が採用した「Android」で前年比の出荷台数が886%となったようです。
また、リサーチ会社Nielsenによると、Androidが急速にシェアを伸ばし、新規ユーザー間のシェアにて2010年2四半期にiPhoneのシェアを抜いたとのこと。
しかしながら、次に使いたいスマートフォンは?という質問に対し、iPhoneユーザーは89%が「次もiPhoneを使いたい」としていますが、Androidユーザーは71%のユーザーが「次もAndroidを使いたい」と答え、満足度ではiPhoneがAndroidを上回っているようです。
このリサーチ結果に対して、iPhone 4の買い控えがあったため、AndroidがiPhoneのシェアを抜いたとする見方が大半のようですね。
満足度に関しては現在世に出まわっているAndroidの55%がAndroid 2.1で22%がAndroid 1.6、19%がAndroid 1.5となっており、6月に発表されたAndroid 2.2-Froyoが搭載されているAndroidケータイはたったの3%というバージョンシェア結果がでています。Android 2.2はiPhoneを上回ったという意見もよく聞かれることからAndroidの満足度が上がるのはまだまだこれからかなと。逆にAndroid 2.1までのOSで7割のユーザーが満足していることが意外でした。