これまで何度も撤退すると報じられてきたパナソニックのスマートフォン開発事業からの撤退ですが、本日、パナソニックから消費者向けのスマートフォン開発を休止すると公式発表されました。
フィーチャーフォンの開発や販売は今後も継続
パナソニックは、AVCネットワークス社の傘下にあるパナソニックモバイルコミュニケーションズが担当する携帯電話端末事業を大幅に見直すことを発表しました。パナソニック株式会社は、AVCネットワークス社(以下、AVC社)傘下のパナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下、PMC)が担当する携帯電話端末事業を大幅に見直し、PMCが有するモバイル通信技術などの豊富なICT経営資源を、AVC社内の新規・成長分野に戦略的に再配置します。
引用元:携帯電話端末事業の経営資源を新規・成長分野に戦略的再配置(PDF)
具体的な見直しの内容としては、パナソニックモバイルコミュニケーションズの事業内容を消費者向けフィーチャーフォンの生産・販売に注力し、フィーチャーフォンの開発についてはAVCネットワークス社傘下のパナソニックシステムネットワークス社に業務委託するというもの。
スマートフォンについては企業向けの事業のみ継続し、消費者向けの開発、生産、販売については休止するとのことです。
また、既に発売したスマートフォンのサポートなどは今後も継続して行われます。
休止ということで今後の状況次第では開発の再開もあるようですが、ツートップ戦略が今冬モデル以降も続くようであれば難しいのではないでしょうか。
また、ドコモはAppleから一定量の販売ノルマを求められるiPhoneの販売を今月より開始しており、ツートップ戦略が今後見直されたとしても厳しい状況の中、スマートフォンの販売を続けることになるかと思います。
コメントを残す