Bloombergによると、Appleはより薄く、より軽量なMacBook Airを開発中で早ければ今年後半から2022年の発売を目指しているという。
画面サイズは13インチを継続するもののディスプレイ周りのフチ(ベゼル)を薄く削ることで、本体サイズを小型化するそうだ。さらに、SDカードスロットを復活させた新型MacBook Proを近く発売すると報じている。
同じレポートのなかで顔認証「Face ID」やセルラー機能に対応したMacBookについても言及がある。
Face ID対応のMacもまだ先に
BloombergのMark Gurmanによると、AppleはMac向けのセルラー機能と顔認証「Face ID」の開発を進めているが、両方とも今すぐに対応することはなくまだ先になるそうだ。
Face IDについては年内発売が計画されている新デザインの新型iMacに搭載される予定だったが、現在は見送りになっているとのこと。理由は不明だが、新型コロナウイルス感染拡大でマスクの着用が必要になり、顔認証が敬遠されていることにあるかもしれない。
Appleは今年秋に発売する新型iPhone(仮称:iPhone 13)でディスプレイ指紋認証を搭載すると報じられている。
携帯メディアとして注目したいのはセルラー機能だ。
AppleはタブレットのiPadシリーズにおいてデバイス単体でインターネットを利用できるセルラーモデルを販売している。当然、iPhoneにもモバイルデータ通信機能が備わっているが、MacはWi-Fiのみサポートしているため、外出先でインターネットを使いたい場合はiPhone/iPadのインターネット共有機能(テザリング)を利用する必要がある。
インターネット共有機能は動作が不安定でiPhone/iPadに繋がらなかったり、通信が不安定なことが多い。iPhoneのWi-Fiをオフにしたり、機内モードにしたり、再起動したり一度トラブルが起きると解決するまでが非常に面倒くさい。
Mac自体がモバイルデータ通信に対応するのであればそういった問題が解決する。テザリングで急激に減るiPhoneの電池持ちも気にしなくて良い。
それでもAppleが対応を急がない理由は5Gの関連部品のコストが高いことにあるのかもしれないと9to5Macは予想している。4Gのみ対応することも可能だが、5Gに対応することでよりインパクトのある発表になる。いずれにしても5G対応のMacBookが発売されるのはまだ先の話になりそうだ。
コメントを残す