2014年上半期のタブレット販売数でASUSがAppleを上回るーBCN調べ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

株式会社BCNは、スマートフォンやタブレットの販売数を発表するサイト「BCNランキング」で知られています。
2014年上半期のタブレット販売数はASUSが1位
株式会社BCNが発表した上半期No.1メーカは、全国の家電量販店での販売数を元にしたもの。
スマートフォン部門の上半期No.1メーカーには、Apple Japan合同会社が54.1%という驚異的なシェアで選出された一方で、タブレット部門では、ASUS JAPAN株式会社が38.9%を記録し、Appleを2.5%おさえて上半期No.1メーカーに選ばれました。(Appleのシェアは36.4%)
Asus’ market share for tablets rose 8 percentage points from the year-ago period to 38.9%, edging past Apple’s 36.4% share, based on BCN’s survey of sales figures for 117 leading digital electronic products at 22 mass merchandisers.
引用元:Asus topples Apple as top tablet shipper in Japan- Nikkei Asian Review
スマートフォン部門で圧倒的なシェアを残したAppleがタブレット部門で苦戦した理由としては、昨年9月にASUSが発売を開始した「Nexus 7(2013)」が2万8594円から購入できる一方、Appleの「iPad mini Retinaディスプレイモデル」は3万8800円〜と、1万円以上も高額になっていることが挙げられます。
Nexus 7(2013) | iPad miniRetinaディスプレイモデル | |
---|---|---|
16GB(Wi-Fi) | 2万8594円 | 3万8880円 |
32GB(Wi-Fi) | 3万4765円 | 4万8800円 |
32GB(LTE) | 4万937円 | 6万1800円 |
また、格安で運用できるMVNO SIMでの普及もあり、早くからSIMフリーモデルを発売していたことも好材料となったかもしれませんね。
さらに、集計の対象となったデータにヨドバシカメラやApple Store、ドコモショップでの販売数が含まれていない・・・とも言いたいところですが、Google Playストアも含まれていないことを考えれば2.5%のシェアをひっくり返せるのかは微妙なところでしょうか。
ちなみに、現在AmazonではNexus 7(2013)を購入すると純正液晶保護フィルムと純正カバーが無料になるまとめ買いキャンペーンが開催されています。
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