今年6月からキャリアが新料金プランの提供をスタートさせました。プランの内容は、通話定額を強制させるというもので、一部のユーザーからは大きな不満が上がっています。
個人的には、ほとんど使いもしない音声通話なのに月額料金で、しかも数千円ものお金を課すなんて酷い話しだと思っています。
ただ、キャリア側は割引サービスやキャンペーンなどにおいて、新料金プランを優遇しており、いずれ旧料金プランか新料金プランを選ぶか、それとも低価格で利用できるMVNO SIMを選ぶか検討する時期が来ます。
そこで、頭に入れておきたいのが基本料無料のIP電話サービス「IP-Phone SMART」です。
通話定額を強制される時代だからこそ積極的に利用したいIP電話サービス
現在、ドコモやau、ソフトバンクが主要なプランとして推しているのが、通話定額プランへの加入を強制させる新料金プランです。ドコモからは「カケホーダイ&パケあえる」として、auからは「カケホとデジラ」、ソフトバンクからは「スマ放題」として提供されているものですね。
頻繁に通話を行う人であれば、確かに料金を抑えることができますが、あまり通話を行わない人にとっては料金が跳ね上がり、1ヶ月で利用できるデータ通信量も減ってしまう可能性があります。
auとソフトバンクについては、旧料金プランの新規加入を受け付けていますが、ドコモについては早々に旧料金プランの新規加入の受け付けを停止してしまいました。いずれ、3キャリアともに旧料金プランの受け付けを停止し、新料金プランを契約する人が大半を占めることになるかと思います。
旧料金プランをそのまま使い続けることも可能ですが、iPhone 6 / iPhone 6 Plusでは、3キャリアともに新料金プラン加入時に利用できるキャンペーンは積極的に発表されたものの、旧料金プラン向けのキャンペーンはほとんど発表されませんでした。おそらく、これは機種によらず今後も変わることはないでしょう。
今後、新しく端末を買い換える時に新料金プランに変更するのか、旧料金プランを使い続けるのか、それとも低価格で利用できるMVNO SIMを利用するのか、検討しなければいけない時がやってきます。
その時に頭に置いておきたいのが、基本料無料で利用することができる「IP-Phone SMART」です。
「IP-Phone SMART」の通話料は8.64円/30秒と、MVNO SIMを含むキャリアの旧料金プラン(21.6円/30秒)に比べて最大60%も安く音声通話を安く利用することができますし、データ専用のMVNO SIMなら料金の高い音声通話対応のプランを利用する必要なく、音声通話を利用することができます。
公式アプリのアップデートで複数台の利用が快適に
僕は普段からスマートフォンを2台または3台持ちしていますが、全てのスマートフォンに「SMARTalk」をインストールしています。不便だと感じていたのが050番号に電話がかかってくる時でした。というのもサービスの仕様上、複数台にアプリをインストールしている場合、どの端末で電話を着信するかがわからないからです。
カバンに入れていた端末や家に置いてきた端末に電話がかかってくると着信をのがしてしまうという複数台持ちにとっては良くない仕様になっていましたが、9月29日のアップデートで「発信専用モード」が追加されたことで、これが解消されました。
「発信専用モード」を利用するには、アプリを起動後「キーパッド」タブを選択して、画面右上の「詳細設定」をタップします。
あとは「着信方法」をタップして、「発信専用で利用する」を選べば、そのスマートフォンには電話がかかってこないようになります。
複数台でIP-Phone SMARTを利用する場合は、メインの端末以外は「発信専用モード」にしておけば、いつでも着信をメインの端末で受け取ることができるようになります。複数台持ちの人にとってこれは嬉しいアップデートだなー。
そして、もう一つありがたいのが発信する際に利用する機会の多い「コンタクト」タブで無料通話の当てがわかるようになったことです。IP-Phone SMARTの通話料は、国内通話が8.64円/30秒、海外通話が8円/30秒となっていますが、IP-Phone SMART同士の通話や一部の050番号の相手には無料で通話することができます。
以前は、通話先の電話番号を見て無料通話を判断するしか方法がなかったんですが、これがカンタンにわかるようになったのは嬉しいですね。
バージョン1.3では、この他にもアプリアイコンの変更やテーマカラーの切り替え機能、フラットデザインへの変更が行われています。
サードパーティ製のアプリは、アップデートがないまま放置されてしまうことがありますが、公式アプリはきちんとアップデートが提供されるので安心して利用することができますね。iOSにおいてはOSアップデートのタイミングでアプリが全く使えなくなってしまうことも多いので、きちんとアップデートがおこなれるのは特に嬉しいです。
非通知の着信拒否や指定番号の着信拒否も可能に!
アプリのアップデートに合わせて、サービスの方にも「非通知着信拒否」と「指定番号着信拒否」機能が追加されています。「非通知着信拒否」は184が不可された番号からかかってきた時に着信を拒否できるもので、「指定番号着信拒否」は、指定した50個までの電話番号からの着信を拒否することができます。
いずれも、アプリからではなく、IP-Phone SMARTのウェブサイトからMyページにログイン後、「各種設定」→「着信拒否 設定画面へ」のボタンをクリックすると設定が可能です。
着信拒否の設定についてもアプリからできると嬉しいところ。特に指定番号着信拒否はスマートフォンでSMARTalkのアプリを見ながらになってしまうのでアプリで完結できると良いですね。今後のアップデートに期待したいです。
基本料無料だから気軽に利用できる「IP-Phone SMART」
昨年の6月ごろから「IP-Phone SMART」を使ってきて僕自身はあまり通話の品質について気になったことはありません。また、アプリのアップデート後のApp Storeでのレビューを見ても、音質について低評価をつけるものはほとんどありませんでした。
フュージョンの担当者さんに音質の改善が行われたのか質問したところ、具体的な取り組みは話せないものの、アプリのアップデート後にシステム側で音質改善の調整を行っているとのことでした。
さらに、僕が利用しているauでは、2013年10月から下り最大150MbpsのLTEの提供が開始され、2014年3月時点で800MHzの人口カバー率が99%に達し、今夏から通信速度が2倍になり、安定した通信が可能になるキャリアグリゲーションが一部地域で開始されるなど、ここ1年でキャリアが提供するLTEの通信環境がものすごいスピードで整備されていることも影響しているものと思われます。
なので、ちょっと前に利用してみたけど、音質が悪くて満足に使えなかったという人も、もう一度利用してみて音質が改善されたかどうかを判断してみるというのも良いと思います。
IP-Phone SMARTは基本料無料で損することはほとんどない(無料の家族間通話などの場合を除く)ので、気軽に利用してみてはどうでしょうか?
ちなみに、IP-Phone SMARTに新規登録すると、利用期限の無い100円分の無料通話がもらえるので「ちょっとだけ試しに使ってみるか」という時にも一切料金は発生しませんよ。
▼IP-Phone SMARTへの申し込みと公式アプリ「SMARTalk」のダウンロードはこちらからどうぞ
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