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Googleが19日、開発者向けのオンラインイベント「Google I/O 2021」を開始し、初日の基調講演では正式公開に先駆けて「Android 12」が発表された。
なかでも大きな注目を集めたのは色、形、光、動きなど、すべての体験を見直した新しいデザイン言語の「Material You」で、GoogleいわくAndroid史上最大のデザイン変更となる。
Android 12の正式配信は今年秋
「Material You」の大きな特徴はパーソナライズ、いわゆる一人ひとりに合わせたデザインで、例えば、好きな壁紙を選ぶとAndroidがどの色がメインなのか、どの色がサブなのか、どの色が美しいのかを自動で判断して通知やロック画面、音量調節バー、ウィジェットなどシステム全体に色を適用する。
形やカラーといった静の見た目だけでなく、アニメーションやエフェクトといった動の見た目も劇的に変化し、よりスムーズでより近代的に進化した。
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見た目の美しさだけでなく中身も進化している。コアシステムサービスに必要なCPU時間が最大22%短縮し、システムサーバーでのビッグコアの使用を最大15%削減するなど内部アップデートによる電力効率の向上によって電池持ちが改善している。
より具体的な変化として通知とクイック設定パネルもデザインが大きく変わっている。Google Payやホームコントロールなどが新たに追加。不要であればこれまでと同じようにカスタマイズもできる。また、電源ボタンの長押しでどの画面からでもGoogleアシスタントを素早く呼び出して電話をかけたり、アプリを起動したり、わからないことを質問できるようになった。
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プライバシーとセキュリティも劇的に進化している。
新たに追加された「プライバシーダッシュボード」では、アプリがカメラやマイク、位置情報などプライバシーに関わる機能を利用すると履歴を時系列でカンタンに確認できる。
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また、悪意のあるアプリがユーザーに隠れてカメラやマイクにアクセスできないようにステータスバーの右上に新しいインジケーターが追加され、カメラやマイクを利用している場合は緑色でユーザーに明示する。また、クイック設定パネルにマイクとカメラの利用をシステム全体に禁止するボタンも追加された。
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アプリが位置情報を要求する場合は、正確な位置情報ではなくおおよその位置情報のみを許可することも可能に。これまでは天気予報アプリにもメートル単位の位置情報を許可していたが、天気予報アプリは都道府県レベルの位置情報しか必要としていなかった。
Android 12は今日からベータ版の提供がスタート。また、正式公開は今年後半とされていたが、今秋になることも発表された。Android 12に関する具体的な新機能や変更点は以下の記事で詳細にまとめている。
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