日本時間10月4日に配信がスタートしたAndroid 14。配信から数日が経過しましたが、早速アップデートした複数のGoogle Pixelユーザーから発熱と電池持ちが大きく改善されたと報告されています。
Android 14は派手な新機能はないマイナー気味のOSアップデートですが、Googleは独自チップの最適化に時間をかけたのかもしれません。
Google Tensorの最適化で発熱改善?
Redditでは「Android 14では電池持ちも良くなっているようだが、確実に発熱問題は改善されている。以前は、オーディオブックを聴きながらゲームをすると、背面と側面が熱くなっていたが、今は同じ作業をしても熱くなることはない」とし、アップデートを迷っているならやることをオススメするとまで評価されています。
ほかにも発熱なくスムーズに動作し、最後のフル充電から8時間30分の電池持ちを記録したことで、やっと求めていたスマートフォンになったとの声や、画面の明るさを最大にしてケースに入れた状態で気温29°Cのビーチで太陽の光を浴びながら1時間横になって操作しても発熱がなく、10%しか電池が減少しなかったと報告されています。
これらの報告についているコメントも好意的なものがほとんどで、なかにはモーティングルーティンを終えると8-10%減っていたのに、Android 14にアップデートして以降は1%しか減らなかったとして「異常な改善」と表現するユーザーもいるほどです。
これらの報告は独自チップGoogle Tensorチップを搭載したPixel 6およびPixel 7シリーズの端末で確認されています。
Android Policeは、GoogleがAndroid 14で発熱問題の改善に関して説明していないものの、スケジューラを調整してCPUのビッグコアの使用量を減らした可能性があるとしています。短時間でより多くの処理をこなせるビッグコアの使用量を減らすことでパフォーマンスへの影響が気になるところですが、現時点ではそういった報告は確認されていません。
また、OSバージョンアップの直後は最適化が終了するまで電池持ちや発熱に関する不満の声が多くなりますが、逆に改善されたと報告されていることはレアなケースです。