昨年8月、アップルが携帯電話事業への参入を計画していると報道され、その後明確に否定していましたが、アップルのティム・クックCEOが再度参入を否定しました。
ティム・クック、アップルの携帯電話事業への参入を否定
Startup Fest Europeのインタビューに対して、ティム・クックCEOはアップルのスキルがネットワークにまで及んでないと答え、携帯電話事業への参入を否定しました。
Our expertise doesn’t extend to the network. We’ve worked with AT&T in the US, O2 in the UK, as well as T-Mobile and Orange, and we expanded as we learned more. But generally, the things Apple likes to do, are things we can do globally.
We don’t have the network skill. We’ll do some things along the way with e-SIMs along the way, but in general, I like the things carriers do.
- 引用元
- The Next Web
料金・サービスともに魅力的なグーグルの通信サービス「Project Fi」 iPhoneでの利用を望む声も
ライバルのグーグルは、昨年4月にMVNOとして携帯電話事業に参入し、通信サービス「Project-Fi」を提供しています。
Project-Fiは、米キャリア・T-mobileとSprintの回線のうち、混雑していない または 電波強度の良い回線に優先して接続したり、LTEとWi-Fiを仮想的に一元化してシームレスに接続できるサービス内容が特徴で、基本料が20ドル、データ通信料金が10ドル/1GB、国内通話し放題といった割安な料金プランが魅力的な通信サービスです。
その特徴的なサービス内容から対応デバイスはNexus 5 / 5X / 6Pの3機種のみとなっています。
Project FiのようなプランをiPhoneでも使いたいという声も少なくなかったはずですが、携帯電話事業への参入は考えていないとのこと。
現在は、4G/LTE対応版のiPadのみで利用できる「Apple SIM」をiPhoneに拡大していく形で通信サービスに関わっていくことが考えられますが、アップルがiPhone/iPad向けの専用プラン、専用サービスを提供するという動きは当面の間なさそうです。
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