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高額すぎるApple Vision Pro、廉価版が2025年末に登場か

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Yusuke Sakakura公開日:2023/06/12 7:30
高額すぎるApple Vision Pro、廉価版が2025年末に登場か

体験した世界中のライターが絶賛している“空間コンピュータ”ことApple Vision Pro。

多くの体験記が賞賛であふれていましたが、BloombergのMark Gurmanは、3,499ドルーー約50万円という価格は多くの人が手に取るようなものではなく、どれだけ強力な技術と魅力的な機能を備えても他社製品の7倍の価格では、そのポテンシャルに触れることすらできないと指摘しています。

iPhone、iPad、Apple Watch、AirPodsといった成功した製品は誰でも手に取れる価格からスタートしましたが、Apple Vision Proは逆のアプローチを取っていて多くの人にとっての買い時は数年先にありそうです。

Apple Vision Proについて多くのことを正確にレポートしたMark Gurmanは、より多くの人が手に取れる廉価版の空間コンピュータは早ければ2025年末に登場すると予想しています。

廉価版は数百ドル安く販売される?

手に取りやすい廉価版の空間コンピュータは、Apple VisionまたはApple Vision Oneという製品名での登場が予想されています(ちなみに、未発表の製品名はほぼアテになりません。Apple Vison ProもxrOSを搭載するReality Proになると報じられていたが、いずれも大きく外れました)

廉価版に搭載されない機能

約50万円のApple Vision Proには、デジタル空間で展開される膨大なデータを処理するための能力を長時間キープしつつ静音を実現するためにMacにも搭載されるM2チップと映像酔いを防ぐために遅延を防ぐR1チップ、2枚の4KマイクロLEDディスプレイといった高価な部品が搭載されていますが、廉価版のApple Vision Oneは品質の低いディスプレイとiPhoneグレードのチップまたは型落ちのMac向けのチップを搭載し、カメラの数を減らすことでコストを落として低価格を実現すると予想されています。

2枚の4KマイクロLEDディスプレイは廉価版に搭載されない?
2枚の4KマイクロLEDディスプレイは廉価版に搭載されない?

さらに、空間オーディオに対応するスピーカー付きのヘッドバンドは、AirPodsを使用して空間オーディオを利用し、3Dカメラなどの機能を省略。製造工程の改善やまとまった数を生産することによるコストダウンと、安価なフレームを採用することによって数百ドルの値下げが実現できるのではないかと予測しています。

あくまでも予測であるため、実際にどれだけ安くなるかはわかりませんが、数百ドル値下げとなれば2499ドル以上、約35万円以上になります。数百ドルの値下げでは物足りないかもしれません。

廉価版にも搭載される機能

Apple Vision Proのコンセプトは、自分だけの空間にこもる他社のヘッドセットとは違って、デジタルの世界と現実の世界をシームレスに融合することで、他者ともコミュニケーションを取りながらも使用することです。

これを実現するために必要なユーザーの感情を読み取るのに重要な目を映し出す外向けディスプレイの「EyeSight」、視線によるカーソル操作や手指によるジェスチャー操作を実現する追跡システムについては妥協されることなくApple Vision Oneにも引き継がれるだろうとしています。

目を見て感情を読み取れる「EyeSight」
目を見て感情を読み取れる「EyeSight」

Apple Vision Proの発売日は2024年初頭でアメリカのみ。2024年末までには他の国でも販売されることが正式に案内されています。つまり、最短で1年待てば数百ドル安いApple Vision Oneを手にできる可能性もあるため、日本人にとっては購入のタイミングが難しくなりそう。とはいえ2024年末までにはApple Vision Proが期待どおりのものか、Apple Vision Oneについてもより詳しい情報がわかっているはず。ProにしてもOneにしても購入を検討する時間は十分にありそうです。

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