3月10日に発表されたばかりの「Apple Watch」、スマートウォッチは昨年ごろからチラホラ出てきているものの、まだ大ヒットしたといえる製品はありません。
いわば、iPhone発売前のスマートフォンのような状況の中で、スマートウォッチではApple WatchがiPhoneのような存在になるかと思いきや、少々不安な調査結果が出ていました。
国内におけるApple Watchの認知度は65%、購入意向は18%に
ロイターとイプソスは、3月9日から13日にかけて米国1245人のユーザーを対象にオンライン調査を実施したところ、25%がApple Watchの購入に「興味がある」と答え、69%が「興味なし」と回答したとのこと。
イプソスは、アップルウオッチが発表された9日から13日にかけ、米国で1245人を対象にオンライン調査を実施した。
調査結果によると、回答者の25%がアップルウォッチの購入に「興味がある」、69%が「興味なし」、6%が「わからない」と回答した。
引用元:アップルウオッチ、69%が「購入に興味なし」と回答=ロイター調査 | Reuters
DMM研究所では、2015年3月11日~3月12日にかけて2169人のユーザーを対象に調査を実施したところ、「Apple Watch」を「購入したいと思う」「やや購入したいと思う」という回答が18.1%となり、3つのエディションのうち、最も購入の意向が強い結果になったそうです。
Apple Watchを知っている、知らないに関わらず各コレクションの製品情報(写真、価格など)をもとに購入意向を聞いたところ、「Apple Watchコレクション」では「購入したいと思う」が6.5%、「やや購入したいと思う」が11.6%と合わせて18.1%となった。
引用元:Apple Watchに関する認知度および購入意向調査
また、Apple Watchの認知度を調査したところ、米では50%程度となり、国内では65.2%になったとのこと。
Apple Watchの発売意向、スマートウォッチに対する意識がどう変わるか
回答の選択肢やニュアンス、回答数が異なるものの、認知度は米国よりも日本が高い一方で、日本よりも米国の方がApple Watchを購入したいという声が強いことがわかりました。
米国では、モバイル決済サービスの「Apple Pay」をApple Watchで利用することができ、手首で様々な所で決済ができるようになることが関係しているのかもしれません。
携帯総合研究所でもApple Watchの発表日にいくつか記事を書きましたが、反響はiPhone 6やiPhone 6 Plusに比べてるとかなり低いという印象です。また、発表前の様々な噂についてもiPhoneに及ぶほどではありませんでした。
スマートウォッチ自体の認知度が低いことを考えても、スマートウォッチは今から盛り上がっていく市場であって、Apple Watchの発売を機に認知度や注目度が大きく変わる可能性を秘めているものの、スマートウォッチを持っていない人が圧倒的に多いにも関わらず、購入意向が国内外で20%程度になってしまったのは少し寂しい結果かもしれません。
Apple Watchの発売後にスマートウォッチの認知度や意識がどう変わるのかについても注目したいと思います。
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