Apple Watchは2年周期で大規模なアップデートが行われる。2016年発売のSeries 2はFeliCaとGPSを内蔵。2018年発売のSeries 4は本体サイズをそのままに大画面化した。
大規模アップデートのサイクルに沿って今年秋の発売が予想されている「Apple Watch Series 6」では新センサーが搭載され、将来的にはさまざまなメンタルヘルス機能が利用可能になる可能性がある。
Series 6は電池持ち改善やWi-Fi 6に対応?
EverythingAppleProによると「Apple Watch Series 6」では、デザインに変更はなく高速なWi-Fi 6の対応や防水や電池持ちのが改善が計画されているとのこと。
これまでの噂どおり睡眠トラッキング機能にも対応するが、高い消費電力が関係しているのか電池持ちが改善されるSeries 6のみ利用できる可能性があるようだ。
最も大きなアップデートはぜん息や肺炎、睡眠時無呼吸症候群、高山病が疑われる時に用いられるパルスオキシメトリセンサーの搭載。血中酸素濃度が測定できることで、さまざまなメンタルヘルス機能が提供される可能性がある。
EverythingAppleProに情報を提供したMax Winebachによれば、Appleはパニック発作を自動検知できる新機能を開発しているようだ。
The Watch is then supposed to learn over time what symptoms occur before and during the panic attack. Eventually, the goal is to detect panic attacks before they happen, warn the user beforehand and offer assistance (such as breathing exercises).
— Max Weinbach (@MaxWinebach) April 13, 2020
最終的な目標はパニック発作の発生前と発生時にどのような症状が出るかを時間をかけて学習し、事前に発生を予測してユーザーに警告。呼吸を整えるための呼吸法を提案すること。
手動で症状を入力することで検出精度を高めたり、パニック発作が検出された場合は履歴を記録することも可能なため、測定履歴を担当医師に見せることで症状の改善に役立てられるかもしれない。
ただし、Apple Watch Series 4で追加された心電図機能は医療機器としての認可が必要なため、いまだ日本で利用することはできない。心電計と同じく特定保守管理医療機器に指定されているパルスオキシメーターも日本では使えない可能性が高そうだ。
パルスオキシメーターを製造販売(=市場に上市する)には、管理医療機器の製造販売を対象とした第2種医療機器製造販売業許可が必要です。また、製品ごとに、クラス分類に応じた「承認」もしくは「認証」の取得または「届出」を要します。パルスオキシメーターは「指定管理医療機器」として、国の指定する第三者認証機関による「認証」が必要です。
また、パルスオキシメーターは「特定保守管理医療機器」に指定されています。この「特定保守管理医療機器」とは、保守点検・修理その他の管理に専門的な知識および技能を必要とするものとして厚生労働大臣が指定する医療機器のことです。
通常の管理医療機器では、販売・賃貸にあたり都道府県への「届出」で済みますが、特定保守管理医療機器であるパルスオキシメーターは、販売・賃貸に関して都道府県の「許可」が必要となります。
- 引用元
- コニカミノルタ
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