Appleが今月15日に公開したwatchOS 8.5にアップデートしたApple Watch Series 7にて、急速充電が機能しないと複数のユーザーが報告していることが明らかになりました。
Apple Watch Series 7の充電に関しては過去に何度も不具合が報告されていて、今回はサードパーティ製の充電器がまったく使えなくなったとも報告されています。
安定しないApple Watch Series 7の急速充電
AppleのサポートフォーラムやRedditにて、watchOS 8.5にアップデートしたApple Watchユーザーが充電機能に関する不調を訴えています。
例えば、5%の充電に15〜20分かかったという報告や充電器に置いた直後は急速充電に失敗し、充電器からApple Watchを取り外しすると、急速充電に成功することがあるなど、アップデートによって充電機能が正常に機能しなくなった様子が報告されています。
iPhoneとAirPodsとApple Watchを3台同時に充電できるサードパーティ製のワイヤレス充電スタンド「Belkin 3-in-1 BoostCharge Pro」のユーザーは、アップデート後に1時間で約5%しか充電できなくなった、または完全に充電できなくなったという報告も確認できます。
また、Apple Watch Series 6ユーザーもwatchOS 8.5にアップデートした後、一晩中充電しても49%までしか充電されなくなって非常にイラつくと投稿しています。
一方でThe Vergeは問題を再現できなかったと報告していることから、特定の条件下で発生する不具合と予想されます。
昨年発売されたApple Watch Series 7に追加された新機能がわずか45分間の充電で最大80%まで充電できる急速充電でした。
急速充電を利用するには出力の高い電源アダプタが必要ですが、例によってAppleはパッケージに含めていないため、急速充電が存在することに気づいてない、または利用していない人も多いかもしれません。
それでも急速充電があれば、寝る前に充電を忘れたとしても、出かける前のわずかな時間で十分な量を充電できることから重宝していた人も少なくないはず。Appleは早急に修正アップデートを提供するべきです。
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