アップルは、開発者向けのイベント「WWDC 2015」を日本時間6月9日から開催します。
午前2時から開催されるWWDC 2015の基調講演では、iOS 9やMac OS X 10.11などの発表が予想されるなど、注目が集まっていますが、そんな基調講演のライブ配信を行うことが発表されました。
WWDC 2015の基調講演は日本時間6月9日午前2時から!
WWDC 2015の基調公演はOS X V10.8.5以降のMacにおいては、Ver 6.0.5以降のSafari、iOS 6.0以降のiPhoneやiPad、iPod touch、Ver 6.2以降の第2、第3世代のApple TVでライブ配信を視聴することができます。
WindowsやChrome、Firefoxでは視聴できないので注意しましょう。ライブ配信はこちらのページで実施されます。
Apple Watchで発表が予想される「iOS 9」「OS X 10.11」「Apple Watchのネイティブアプリ」
WWDCは、開発者向けのイベントという位置付けになっていますが、例年、重要なサービスや製品が発表されています。
昨年開催された「WWDC 2014」では、iOS 8がOS X Yosemiteが発表されました。iOS 8では、サードパーティ製の文字入力アプリの開発が解放され、iOS 8とOS X Yosemiteとの連携機能として「Handoff」や「AirDrop」が発表されたことで多くの人が歓喜しました。
そして、今年もiOS 9とOS X 10.11といった最新OSの発表が予想されています。
また、WWDC 2015のティザー画像に描かれている四角のオブジェクトはApple Watchを、円形のオブジェクトはApple Watchのアプリアイコンを示しており、4月に発売されたばかりのWatch OSについても何らかの発表があるものと思われます。
現在、Apple Watchに提供されているアプリは、iPhoneとニコイチになっていて、Apple Watchのみで動作するアプリやApple Watchのセンサーなどを使用した高度なアプリを開発することはできません。
アップルは、それらを可能にするネイティブアプリが2015年後半から開発できるようになると案内しており、さらに、アップルのCOOであるジェフ・ウィリアムス氏は先日開催された「Code Conference 2015」に登壇した際にApple Watchのネイティブアプリを開発できるキットを提供すると明言しています。
おそらくWWDC 2015では、開発キットの発表に加えて、Apple Watchのネイティブアプリでは、Apple Watchが取得したデータやハードウェアなど、どのようなリソースが活用できるのか、そして、どのようなアプリが開発できるのかなどの詳細が明らかにされるものと思われます。
ティザー画像には「The Epicenter of Change(変化の震源地)」と書かれており、Apple Watchのアプリ開発に注力して欲しいとのアップルからのメッセージとも受け取ることができます。
今年のWWDC 2015では、iOS 9、OS X 10.11、Apple Watchの3つに対して大きな発表がありそうです。
これから発売される次期iPhone 6sや次期iPad、Apple Watchの進化をいち早くチェックしたいのであれば、WWDC 2015の基調講演をライブ配信で必ずチェックしておきましょう。
ちなみに、例年どおりであれば、iOS 9はWWDC 2015の直後にベータ版が開発者向けに提供されるものと思われます。
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