今年で発売から4年になる「iPhone 4s」。アフターサポートの長いiPhoneとは言えど、もうそろそろアップデートが打ち切られてもおかしくありません。昨年リリースされたiOS 8では、ひとつ前の「iPhone 4」サポート外となってしまいました。
ですが、iOS 9では、iPhone 4sやiPad miniといった古い機種もサポート対象となり、iOS 9へのアップデートが可能になるかもしれません。
iOS 9では、iPhone 4s向けにCore Versionを提供か
9to5Macによると、アップルが開発中のiOS 9では、最近発売されたiPhoneと過去に発売されたiPhone向けにリリースされるバージョンは中身が異なるようです。
具体的な違いとしては、完全版となるiOS 9を開発後に行われるテストで快適に動作しない機能を取り除いたものを「Core Version」と位置付け、最近発売されたiPhone向けには完全版のiOS 9がリリースされるものの、古いiPhone向けには「Core Version」がリリースされるようです。
Instead of developing a feature-complete version of iOS 9 for older hardware and then removing a handful of features that do not perform well during testing, Apple is now building a core version of iOS 9 that runs efficiently on older A5 devices, then enabling each properly performing feature one-by-one.
引用元:iOS 9 & OS X 10.11 to bring ‘quality’ focus, smaller apps, Rootless security, legacy iPhone/iPad support | 9to5Mac
このCore Versionによって、iPhone 4sやiPad miniなど性能の劣るデバイスでも快適に動作し、現在iOS 8の動作対象となっている端末のすべてもしくはほとんどがiOS 9へのアップデートが可能になるとのこと。
iOS 9は安定性の向上とパフォーマンスの改善に注力か
2012年に発売されたiPhone 5では4インチ、2014年に発売されたiPhone 6 / 6 Plusでは、4.7インチまたは5.5インチまでディスプレイが大きくなり、それに連れてボディサイズも大きくなりました。
iPhone 6 / 6 Plusはたったの3日間で1000万台を売り上げるなど大成功をおさめており、スマートフォンのトレンドは確実に大画面にあるわけですが、大きさが手になじまないのか、いまだに3.5インチのiPhone 4sを使い続けている人を時々目にします。
ただ、iOSはここ数年でひたすら機能拡大に突っ走っており、iPhone 4sなどの古いデバイスでは最新版のiOS 8にアップデートすると、快適に動作しなくなってきていることも事実。手になじむコンパクトなiPhone 4sからの買い替えを検討している人も多くいるかと思います。
一方では、iOS 9では安定性の向上とパフォーマンスの改善に注力するとの情報もあるため、今よりもiPhone 4sが快適に動作する可能性もあります。
すべては6月8日から開催される「WWDC 2015」にて明らかにされるはず。iOS 9の発表、そしてiOS 9ベータ版の登場を楽しみに待ちたいと思います。
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