1月27日、AppleがwatchOS 7.3とiOS 14.4をリリースした。
iPhoneとApple Watchを最新版にアップデートすることで、ついに日本でも心電図アプリケーションが利用可能になるが、Apple Watch SEでは残念ながら心電図アプリを利用できず心電図を計測することはできない。
心電図アプリには電気心拍センサーが必要
ようやく日本で利用可能になった心電図アプリケーションに対応するのはApple Watch Series 4/5/6の3モデルで、2020年に発売されたばかりのApple Watch SEは含まれていない。
これは心電図を計測するために必要な電気心拍センサーが搭載されていないことが原因。
電気心拍センサーを搭載したApple Watch Series 4以降のモデルでは、心電図アプリを起動してデジタルクラウンに指をあてると胸に電流が流れて心臓の電気信号が記録されるが、Apple Watch SEや3/2/1には電気心拍センサーがないため心電図を測定できない。
心電図を記録できないが、Apple Watch SEを含むApple Watch Series 3以降のモデルにも、緑色LED・赤外線LED・フォトダイオードセンサーによって手首に流れる血液量を検出して心拍数を計測する光学式心拍センサーが搭載されており、心電図の測定機能と共に追加された「不規則な心拍の通知」に対応している。
「不規則な心拍の通知」機能は、放置すると脳卒中や心臓まひ、心不全につながる可能性のある心房細動の兆候を検知した時にユーザーに通知する機能で、この機能も世界で多くの命を救っている。
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