9月11日、楽天モバイルとIIJmioがAndroid 9 Pieを搭載するスマートフォン「Essential Phone」の販売を開始した。
Essential Phoneは、Androidの生みの親として知られるアンディ・ルービンが創業したEsssential製のスマートフォンで、独自アプリや独自機能を最小限にとどめたピュアなAndroidが楽しめる。
Essential Phoneの販売価格は5万円前後
楽天モバイルは、きょう10時からオンラインで「Essential Phone」の取り扱いを開始。9月15日から一部店舗でも受付を開始する。税抜きの販売価格は、新規契約が49,800円(2,241円×24回)、機種変更はウェブで44,820円、ショップで49,800円となっている。
発売記念キャンペーンとしてオンラインで新規契約すると非売品のEssentialロゴ入りノートブックが先着60名にプレゼントされる。
IIJmioは、個人向けにSIMロックフリーのスマートフォンを販売するサービスのラインナップに「Essential Phone」と、背面の磁気コネクタに取り付けられる360°の拡張カメラをセットにした「Essential Phone 360°カメラセット」を追加し、きょうから数量限定で販売を開始した。
税抜きの販売価格は46,000円(1,950円×24回)、360°カメラセットは54,640円(2,310円×24回)。10月3日までは「Essential 発売記念キャンペーン」が開催され、Amazonギフト券や抽選でEssential Phone 用クリアケースがプレゼントされる。
Android 9 Pie搭載スマホが手軽に購入可能に
Googleは8月7日に「Android 9 Pie」の配信を開始したが、今年からNexus 5XやNexus 6Pがアップデート対象外になったため、国内で販売されているスマートフォンではいまだに最新のAndroidを利用できない状態だ。
実機で検証やデバッグができないため頭を悩ませていたデベロッパーも多いはず。その救世主となるのが「Essential Phone」だ。Essential Phoneは、技適を取得しているため日本でも合法で利用できる。ただ、英語表記の公式サイトやリスクのある個人輸入で購入する必要があったが、国内MVNOから販売されたことで手軽で安心に購入できるようになった。
ただ、販売価格がやや高いことがネックだ。Amazon.comでは359ドルーー日本円で約4万円で販売されている。Amazon.comの製品を転送サービスなどを利用せずに購入できるインターナショナルショッピング機能を利用すれば、送料や関税など諸経費を含めても4.4万円〜4.5万円で購入できる。
また、IIJmioや楽天モバイルではブラックムーンの取り扱いしかないが、Amazon.comならばハログレーやピュアホワイトなども購入できる。
Essential Phoneのスペック
OS | Android 9 Pie |
サイズ・重さ | 141.5×71.1×7.8mm / 185g |
ディスプレイ | 5.71インチ / QHD(2,560×1,312ピクセル) |
カメラ | 13MP、f/1.85 / 8MP、f/2.20 |
プロセッサ | Snapdragon 835 2.45GHz×4 + 1.9GHz×4 |
メモリ・ストレージ | 4GB / 128GB |
バッテリー容量 | 3,040mAh |
モバイルデータ通信 | UMTS/HSPA+: 1/2/4/5/6/8 GSM: 850/900/1800/1900 MHz CDMA EV-DO Rev. A: 0/1/10 FDD-LTE: 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/20/21/25/26/28/29/30/66 TDD-LTE: 38/39/40/41/42/43 TD-SCDMA: 34/39 |