AdobeがPC版で利用できるすべての機能を搭載した“フルバージョン”の「Photoshop for iPad」を開発しているようだ。今年10月にデモが披露され、2019年に登場するという。
iPad向けフルバージョンの「Photoshop」と「Illustrator」アプリが登場か
Bloombergは計画に詳しい人物から得た情報として、Adobeが今年10月に開催するクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」でPhotoshop for iPadの発表を計画していると報じた。
リリース時期は遅れる可能性もあるとした上で2019年とされており、月額980円から利用できるAdobe Creative Cloudとして提供されるようだ。
現在、App Storeで公開されているiPad向けのPhotoshopアプリは「Adobe Photoshop Express」を含め全部で5つも存在する。いずれもフルバージョンのPhotoshopを細分化したものになっているが、2019年に登場する「Photoshop for iPad」はデスクトップ版と同等の写真編集機能が使えるフルバージョンとなる予定。
編集作業を異なるデバイス間で引き継げるような優れた同期機能にも対応することで、例えば、iPad専用のペンデバイス「Apple Pencil」で下書きをしたあとに、iMacで仕上げ作業をしたり、iMacで編集した作業をiPadを使って出先で修正することも可能になるかもしれない。
BloombergがCreative Cloudを担当する最高製品責任者のScott Belskyにインタビューを行うと、同氏はアプリを開発中であることを認めた。開発時期については明らかにしなかったが、できる限り早期にリリースしたいと答えている。
なお、Adobeは別のアプリもフルバージョンとして提供する予定で「Illustrator」の名前があがっているが近い将来ということではなさそうだ。
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