未発表のM5 iPad Pro開封レビュー動画が公開される
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleは今月も新製品を発表すると噂されています。
発表が噂されている製品のなかには最新のM5チップを搭載したiPad Proも含まれていますが、なんとすでに開封レビュー動画が公開されています。
M5 iPad Proの動画を公開したのはチャンネル登録者1150万人を誇るロシアのYouTuber、Wylsacomです。同氏は昨年もM4 MacBook Proの開封動画を公開していました。
デザインはM4モデルと変わらず。超薄型のアルミニウムボディにシングルカメラを搭載しています。小さな変化として背面からiPad Proの文字が消えてiPhoneと同じAppleロゴだけのシンプルなデザインになりました。

動画内ではM5のベンチマークも計測されており、CPUは前モデルと同じ9コア構成になることが判明しています。L2キャッシュも4MBから6MBに増加しています。
Geekbench 6で計測したシングルコアの性能は10%、マルチコアの性能は15%も向上。GPUに関してはMetalのグラフィックス性能が大幅に向上しています。
AnTuTuでは、CPUのスコアが減少している影響でトータルスコアは8%の向上に留まっていますが、あまり参考にしない方が良さそうです。
ちなみに、M5 iPad Proは出荷直後からiOS 26が搭載されているのに対して、M4 iPad ProはiPadOS 18のままベンチマークを計測しているようです。
- Geekbench 6
- シングルコア:3,748→4,133
- マルチコア:13,324→15,437
- GPU Metal:55,702→74,568
- AnTuTu
- トータル:2,897,765→3,137,936
- CPU:1,127,758→1,002,257
- GPU:1,027,076→1,246,258
- メモリ:342338→422443
- UX:400,593→466,978
動画に登場したM5 iPad Pro 13インチ・Wi-Fi(256GB)には12GBのメモリが搭載されています。
M4モデルはストレージの容量によって8GBまたは16GBを搭載していたことを考えると、M5モデルでは、より大容量のメモリが搭載される可能性があります。
- 256GB・512GB:12GB
- 1TB・2TB:???
- 256GB・512GB:8GB
- 1TB・2TB:16GB
これまでの噂によると、M5 iPad Proにはフロントカメラが2つ搭載され、縦向きでも横向きでもビデオ通話がしやすくなると噂されています。
先月発売されたiPhone 17シリーズとiPhone Airでは、新形状のセンサーを搭載することで、縦向きのまま横長の撮影を可能にしました。このセンサーをiPadに搭載する可能性もあるでしょう。
ただし、iPadとフロントカメラの問題は本体を縦向きにするとカメラが横に位置することで、相手と目線が合いにくいという物理的な問題です。これを完全に解消するには、画面の上部と横にカメラを2つ搭載するしかありません。
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