GigSky、日本国内でiPhone XS・XR向けのデュアルSIM・eSIMサービスを提供開始。
グローバルに通信サービスを提供するGigSkyがiPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XRで利用できるeSIMサービスの提供を開始した。
GigSkyのeSIMサービスは日本国内でも利用可能。これにより国内用・海外用といった2つの回線を使い分けられる「デュアルSIM」が利用可能になった。
GigSkyが日本でも利用できるeSIMサービスを提供開始
Appleが今年発売したiPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XRの3機種は2つのSIMと回線を利用できる「デュアルSIM」を初めてサポートした。
デュアルSIMは、1つのiPhoneで2つの電話番号および回線を使用できる機能。例えば、プライベート用とビジネス用で電話番号を使い分けたり、通話し放題のプランが利用できるキャリア回線と大容量で安い料金プランが選択できる格安SIM回線を使い分けることが可能。もちろん海外でカンタンにまたは安くネットを利用したいときにも便利な機能だ。
なお、iPhoneのデュアルSIMは物理SIMカードとeSIMを組み合わせたもの(中国など一部地域で販売されているiPhoneを除く)で、通信事業者がeSIMサービスを提供していなければデュアルSIMを利用できない。
Appleが9月のスペシャルイベントで発表したeSIMサービスを提供する事業者はVerizon、AT&T、T-mobile、Vodafoneなど11社。ドコモやau、ソフトバンクといった日本のキャリアの名前はなく、eSIMとデュアルSIMが利用できるまでには時間がかかると見られていたが、MVNOとしてグローバルに通信サービスを提供するGigSkyが日本国内でも利用できるeSIMサービスの提供を11月6日から開始した。
GigSkyのeSIMサービスはアプリで契約可能に
iPhoneのeSIMを利用するには購入したデータプランのパッケージに同梱されているQRコードをカメラで読み込むか、設定画面から必要な情報を入力する必要がある。通信事業者が提供する専用アプリからデータプランを購入することでカンタンにeSIMを利用することも可能だ。
GigSkyのeSIMサービスはApp Storeでダウンロードできる専用アプリからデータプランを購入する方式。アプリから旅行先などの目的地を選んで購入するデータプランを選択してクレジットカードで決済すると、eSIMの設定画面が表示される。画面の案内どおりに操作を進めていくとeSIMが利用可能になる。
eSIMが利用可能になるとアンテナアイコンの表示が2段階式に変更され、ロック画面やコントロールセンターには2つの事業者と電波強度が表示される。
通信速度はTwitterのタイムラインに表示される画像が少し遅れて表示されるなど、決して高速ではなく快適ではないが、利用できないほどでもなかった。
料金はサービスを利用する地域によって異なる。日本やアメリカでは300MB・1日プランが1,200円、500MB・15日プランが1,800円、1GB・15日プランが2,400円、2GB・15日プランが3,600円、5GB・30日プランが6,000円に設定されている。すべてデータプランでSMSや音声通話は利用できない。
日本向けの料金プラン | ||
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1日プラン | 300MB | 1,200円 |
15日プラン | 500MB | 1,800円 |
1GB | 2,400円 | |
2GB | 3,600円 | |
30日プラン | 5GB | 6,000円 |
あくまでも海外渡航者向けのサービスで各社が提供するデータチャージよりも割高になっている。「キャリアの回線が速度制限にかかったからeSIMを利用する」といった利用方法はおすすめできないが、一度デュアルSIMとeSIMを体験してみたい方は利用してはみてはどうだろうか。
なお、GigSkyでは友達に紹介してサービスを利用すると、一人につき600円のクレジットが獲得できる。招待コードを入力して登録した場合も600円のクレジットを獲得できるので「XENO100」を使ってみてください。
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