
Googleが手ごろな価格のエントリーモデルとして「Google Pixel 9a」を発表しました。
カメラバーを廃止した新デザインに、Google Pixel史上最大のバッテリーを搭載。通常時の電池持ちは上位モデルよりも6時間長い最大30時間と説明されています。
現時点で日本向けの発表は行われておらず、製品ページもありませんが、本日早朝に更新したヘルプページからFeliCaを搭載した日本モデルが用意されていることがわかっています。
不思議なのは発表されたにもかかわらず、世界中で予約受付が開始されず、発売日も4月中と案内されていることです。
本来は来週発売予定だった
Googleによると、これまでのアプローチと異なった理由について「Pixel 9aの一部の端末に影響している部品の品質問題」と説明しています。問題を引き起こしている部品については明らかにしていません。
“We’re checking on a component quality issue that’s affecting a small number of Pixel 9a devices.”
また、9to5Googleは本来であれば、発売日は来週を予定していたと伝えています。
The on-shelf date was originally next week, but Google delayed it to check “on a component quality issue that’s affecting a small number of Pixel 9a devices.”
- 引用元
- 9to5Google
直近ではPixel 4aにおいて過熱を避けるために、バッテリーの最大電圧を下げ、充電容量が6割程度に低下するアップデートを配信(オーストラリアではリコールに)。さらに、Pixel 6シリーズでは突然圏外になる不具合が発生、Pixel 7ではカメラバーが突然割れるといったハードウェア関連のトラブルが起きていました。
こうした経緯を考えれば、Googleが今回の問題に慎重に対応するのも理解できます。
一方で、AppleはiPhone 16eを、NothingはNothing Phone (3a)を、XiaomiはPOCO X7 Proを発売するなど、10万円以下のスマートフォン市場は激しい競争が続いています。今回の発売延期は日本の春商戦においてGoogleにとって大きな痛手となる可能性があります。

コメントを残す