6月21日、インスタグラムが新しいスタンドアローンのアプリ「IGTV」を発表した。
インスタグラムにアップできる動画は最大1分までとなっているがIGTVでは最大60分の動画をアップ可能。なお、IGTVにアップした動画はインスタグラムでも視聴できるため、サービス開始直後から10億人のユーザーに動画を届けられる。
最大60分の縦長動画をアップできる新アプリ「IGTV」
「IGTV」はスタンドアローンのアプリでありながらインスタグラムの連携機能も備えていてインスタグラムのアカウントがあればすぐに始めることができる。
IGTVにはチャンネルの概念が導入されていてユーザーがチャンネルを作成して動画を投稿していく。YouTubeとまったく同じイメージだ。アップできる動画はスマートフォンに最適化されていて撮影または視聴できる動画は縦長(縦横比、最小4:5、最大9:16)・フルスクリーンに限定される。インスタグラムの象徴であるスクエアやクラシックな横長サイズでは撮影できない。
最大60分までの動画をアップできるがフォロワーの多いアカウントや認証アカウントでない場合は最大10分に限定される。アップできるファイルの形式はMP4。ファイルのサイズは10分なら650MBまで、60分なら5.4GBまでとなっている。
アプリ名に“TV”とあるように操作性はテレビに近い。例えば、アプリを起動するとすぐに動画が再生され、画面をスワイプすればテレビのチャンネルを変えるように次々と動画を切り替えることができる。視聴画面で上にスワイプすると、「おすすめ」「フォロー中」「人気」「視聴を再開」のタブが表示され次に再生したい動画もすぐに見つけることが可能だ。興味ある動画を探すための検索は必要ない。動画にはインスタグラムと同じ様にいいねやコメントをつけたり、ダイレクト機能を使ってシェアすることができる。
IGTVを利用するにはインスタグラムのバージョンを50.0以降にアップデートする必要がある。また、今後数週間でグローバルに展開される予定だ。IGTVの動画をアップしているアカウントもあるが、IGTVが有効になっていないアカウントではアプリ版のインスタグラムでは再生できない仕様のようだ。
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