インスタグラムでは、チャット形式のダイレクトメッセージを使ってプライベートな連絡を取り合うことができるが、近い将来、音声通話とビデオ通話を使ってコミュニケーションが取れるかもしれない。その可能性は低くないようだ。
音声・ビデオ通話のアイコンがアプリから見つかる
Techcrunchは、Android版の本家インスタグラムアプリと一部地域のみで公開されているダイレクトメッセージ専用のインスタグラムアプリから音声通話やビデオ通話に関連するアイコンやファイルを発見した。アイコンはLINEなど通話機能を利用できるアプリでよく見かける電話のデザインで「call.png」や「video_call.png」といった名前が付いている。
インスタグラムが通話機能を実装するとの噂は今回が始めてではない。今年1月にはWABetaInfoがビデオ通話のアイコンが表示されたスクリーンショットを公開している。重要なのは今回発見されたアイコンがベータ版ではなく、Google Playでリリースされている正式版のアプリに含まれていること、そして意図的に隠されていることだ。この手法は何も珍しいものではなく、ポケモンGOなどでも採用されていて正式リリース前の機能が度々リークされている。こういったことから1月に準備段階だった新機能の正式リリースが迫っていると9to5Googleは指摘する。
スナップチャットから数々の機能を真似てきたインスタグラムだが、今度は音声通話とビデオ通話に目をつけたようだ。スナップチャットは2014年にビデオ通話の提供を開始。2016年にはワンタップで音声通話からビデオ通話に切り替えたり、ビデオ通話の映像をGIFアニメーションにしてスタンプで送ることができる「チャット2.0」を導入した。今回、インスタグラムのダイレクトメッセージに特化したアプリからもアイコンが発見されたとのことでインスタグラムも同じような機能を提供するのかもしれない。
なお、インスタグラムは通話機能以外にも写真の一部が動く新しい撮影モード「シネマグラフ」や他のユーザーの投稿をシェアできる「リポスト」または「リグラム」を準備していることがわかっている。
コメントを残す