アップルが本日リリースしたiOS 8.3へのアップデートによって、日本国内でもiPhone 6とiPhone 6 PlusでVoLTE(ボルテ)を利用することができるようになりました。
auのiPhoneでようやく音声通話とデータ通信が可能に!
今のところ、VoLTEへの対応を正式に発表しているのはauのみ。本日中にドコモとソフトバンクからも正式発表があるかと思います。
VoLTEでは、高音質の通話サービスや接続時間の短縮に加えてデータ通信と音声通話を同時利用することが可能になっています。
これまで、VoLTEに対応していないauの回線では、データ通信にLTEを利用し、音声通話に3Gを利用していました。常時LTEに接続し、音声通話を利用する度に3Gへのつなぎ直しが発生していましたが、VoLTEでは、データ通信も音声通話もLTEで行うため、この「つなぎ直し」が不要に。
さらに、auの3Gはドコモやソフトバンクとは異なる通信方式「CDMA2000」を採用しており、音声通話とデータ通信を切り替えて使うという仕様から同時利用はできませんでしたが、VoLTEに対応したことによって全ての通信をLTEでまかなえるようになり、音声通話中にデータ通信を行うことも可能になりました。
ドコモとソフトバンクにも「VoLTE」の恩恵は当然あって、通話中のデータ通信が3GからLTEに変わることで高速なデータ通信で快適なウェブの閲覧、地図の確認、メールの受信、添付ファイルの確認などが可能になります。
「au VoLTE」では、音声通話とデータ通信の同時利用が可能になったことによって、現在地情報やスマートフォンの画面、カメラで撮影する動画をリアルタイムで通話相手と共有する「シンク機能」、最大30人での通話が可能な「ボイスパーティー」をを提供していますが、iPhone 6とiPhone 6 Plusでは非対応とアナウンスされています。
au系格安SIMのUQ mobileとmineoでVoLTEは利用できる?
ちなみに、「UQ mobile」や「mineo」などau系の格安SIMサービスでVoLTEが利用できるのか気になるところですが、どちらも音声通話に3Gを用いるという仕様になっているため、利用することができません。ただ、auの田中社長は「これから検討していく」とも語っているため、いずれかはmineoやUQ mobileといった格安SIMでもVoLTEの利用が可能になるかもしれません。
KDDIのMVNOサービス「mineo」のSIMを、au VoLTE対応機種に入れると、VoLTEを利用できるのだろうか。現時点では未定で、「これから検討していく」(田中社長)とのこと。
引用元:iPhoneでVoLTEは使える? 料金は?――「au VoLTE」の“ここ”が知りたい (2/2) – ITmedia Mobile
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