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次期iPhone 6sの噂:16GBモデルが廃止され、32GB / 64GB / 128GBの3モデル体制に変更か

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2018/03/12 10:22
次期iPhone 6sの噂:16GBモデルが廃止され、32GB / 64GB / 128GBの3モデル体制に変更か

アップルは、昨年発売したiPhone 6 / 6 Plusで32GBモデルを廃止して128GBを追加して、16GB / 64GB /128GBの体制に変更しましたが、次期iPhone 6sでは、16GBモデルが廃止され、32GBモデルが復活すると報じられています。

iPhone 6sでは、最も容量の低いモデルが16GBから32GBに引き上げか

TrendForceの「予測」によると、次期iPhoneでは、最も記憶容量(ROM)の低いモデルは現在の16GBから32GBに引き上げられ、32GB / 64GB / 128GBの3モデル体制になるとのこと。

The next iPhone is very likely to have its minimum storage capacity raised from 16GB to 32GB, so their storage options would range from 32GB and 64GB to 128GB.

引用元:Specs Become Market Focus as Next-Gen iPhone Set for Mass Production in June, Says TrendForce

アップデートを重ねるごとに容量が大きくなるiOSと集団訴訟

iOSが発表された当時は、アプリを切り替えられるタスク機能はなく、コピペもできない非常にシンプルなOSとして登場しました。

ただ、ここ最近では新機能を多く投入するに連れて徐々にOS自体の容量が大きくなっており、昨年、リリースされたiOS 8をインストールした16GBモデルのiPhoneでは、ユーザーが写真や動画を保存したり、音楽やアプリを楽しむために使える実質的な容量は、80%程度であることが明らかにされています。

次期iPhone 6sの噂:16GBモデルが廃止され、32GB / 64 GB /128GBの3モデル体制に変更か

iOS 8のキャッチコピーは「最も大きなiOSのリリースです」

これを不満に思ったiPhoneユーザーは「購入したiPhoneやiPad、iPodなどの容量が公表されている数値よりも少ない」「アップデート前に新しいOSの容量を知る術がない。これは有料で提供されているiCloudを利用させるためのもの」「iOS 8は容量が大きすぎる」として、集団訴訟を起こしていました。

自分もここ1年16GBのiPhone 6 Plusを利用していますが、写真や動画を複数のデバイスでリアルタイムで同期するiCloudフォトライブラリを使ってしまうと、どうしても容量的に窮屈な使い方になってしまいます。

アップルがこういった問題を解消するために、16GBモデルを廃止して32GBモデルを復活させる可能性は十分に考えられるところではないでしょうか。

iPhone 6sの64GBと128GBのモデルには再起動問題のあるTLCベースのストレージを搭載か

同社の予測レポートでは、64GBと128GBの上位モデルにTLCベースのストレージが搭載されるとも報じています。

It is expected that TLC-based NAND flash will be carried on the 64GB and 128GB versions, which TrendForce estimates will also make up over 50% of this year’s next-generation iPhone shipments. Read more at http://press.trendforce.com/press/20150521-1929.html#DeUemU7eWM1YsaKs.99

引用元:Specs Become Market Focus as Next-Gen iPhone Set for Mass Production in June, Says TrendForce

TLCベースということで思わず眉をひそめた人もいるかもしれません。

昨年発売されたiPhone 6とiPhone 6 Plusには、東芝、サンディスク、ハイニックスの3社から調達したストレージが搭載されていて、東芝とサンディスクのストレージには、MLCベースとTLCベースが混在していることが明らかになっています。

昨年末、iPhone 6 / 6 Plusが突然、再起動を繰り返す不具合が起きたという報告が複数上がったことで話題となり、いまだにその症状に悩まされている人もTwitterなどでチラホラ見かけますが、そのような致命的な不具合を起こすのは、TLCベースのストレージを搭載する一部のモデル(つまり個体差がある)ではないかと、されていました。

当時の報道ではアップルはリコールも検討しており、iOS 8.1.1以降のアップデートで改善するとされていましたが、いまだに突然、iPhoneが再起動するという報告を見るかぎりでは、いずれも実現していないように思えます。

個人的には32GBモデルで十分足りているため、32GBモデルに採用されるストレージがすべて問題のない製品になるのであれば、非常に嬉しいわけですが、大容量のモデルを求めるiPhoneユーザーにとっては容量を選択するのに悩ましい問題になるかと思います。

また、16GBモデルが廃止、32GBモデルが復活ということで、iPhoneの販売価格についてもどのように変更されるのか気になるところです。

次期iPhone 6sの噂:16GBモデルが廃止され、32GB / 64 GB /128GBの3モデル体制に変更か

アップルは、初代iPhoneから容量の変動にもとづく値上げは一度もしていない(参考記事

ただ、今回の報道はTrendForce社の予測に基づくものであり、製造元などから明らかになった情報ではないため、いずれの情報も頭の片隅にとどめておく程度にしておくのが良いでしょう。

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