
2025年の春後半に対応と正式発表されているiPhoneのマイナンバーカード対応ですが、iOS 18.4のベータ版に関する報告からテスト画像が発見されました。
なお、iOS 18.4では、Apple Intelligenceの日本語対応が行われる予定。対応時期は4月初旬と案内されています。
テスト画像が見つかる
この報告では、“/CoreIDVShared.framework/TestPortraitJPNID.jpg”というファイルパスと画像が確認されています。
画像はマイナンバーカードのキャラクターである「マイナちゃん」で、1人に1つであることを示す1の数字を持っている様子を確認できます。
さらに、ファイルパスに含まれるCoreIDVShared.frameworkという記述から、Core Identity Verification(身分証明)システムに関連していると推測されます。
Japanese "My Number Card" Digital ID coming to Apple Wallet in iOS 18.4 pic.twitter.com/WuAD5KGPIy
— Aaron (@aaronp613) February 21, 2025
iPhoneのマイナンバーカード対応でできること
iPhoneがマイナンバーカードに対応すると、さまざまなオンライン申請やログインを可能にする電子証明書の機能が利用可能になります。
例えば、コンビニエンスストアで住民票の写しなど公的な証明書等を発行したり、マイナポータルアプリにアクセスしてオンラインの行政サービスを受けることが可能になります。
さらに、マイナンバーカードの券面特記事項の記載が可能になり、氏名、住所、年齢などをオンラインでも対面でも証明できるようになります。
対面で身分証明書を提示する際は、顔認証または指紋認証後に、iPhoneを専用リーダーにかざすという流れになると案内されています。
iOS 18.4の対応時期はいつ?
記事の冒頭でも書いたように、iOS 18.4は4月初旬にリリース予定ですが、Appleはマイナンバーカード対応の時期について2025年の春後半と案内しています。
開発が順調に進み、予定よりも早まる可能性も考えられますが、今回発見された画像のファイル名にTestと含まれていることから、現段階では実装およびテスト段階であると推測されます。
これらの状況を踏まえると、iPhoneのマイナンバーカード対応は、4月初旬にリリース予定のiOS 18.4ではなく、iOS 18.4.xやiOS 18.5以降になる可能性が高そうです。
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