日本時間12月11日、AppleがiOS 18.2およびiPadOS 18.2の配信を予告しました。いつもどおりなら12日午前2時ごろに配信がスタートするものと思われます。
今回のアップデートでは、Apple Intelligenceの新機能が追加されます。
- ジェン文字:カスタム絵文字の作成機能
- Image Playground:AIを活用して画像をカンタンに生成できるツール
- Image Wand:イラストから画像を生成できる機能
- ChatGPTがSiriと作文ツールに統合
- ビジュアルインテリジェンス
- 英語対応の拡大
対応言語も拡大していますが、Apple Intelligenceの日本語対応は来年4月以降と案内されています。日本語対応を前に写真から不要なものを消せるクリーンアップもありますが、日本語で利用できる機能はなく、端末の設定言語とApple Intelligenceの言語、端末の利用地域を英語にしてモデルをダウンロードする必要がありました。
また、SiriにChatGPTを統合するには、追加の設定が必要になります。
iPhone 16のカメラ機能も強化
iOS 18.2では、iPhone 16シリーズに搭載されたカメラコントロールが強化されます。
ビジュアルインテリジェンスは、カメラコントロールの長押しでアクセスすることが可能な新機能です。
ビジュアルインテリジェンスを起動して、カメラを対象物に向けるだけで、Apple Intelligenceが対象物の詳細を教えてくれます。
待望の2段階シャッターにも対応します。
2段階シャッターは、一眼レフカメラの半押しとよく似た新機能で、カメラコントロールを軽く押すとフォーカスと露出を固定し、そのまま押し込むと写真を撮影できます。
なお、2段階シャッターをオンにするには、設定画面からカメラコントロールに進んで「AE/AFロック」をオンにする必要があります。
筆者がiPhone 16 Proのレビューでも書いたように、カメラコントロールは操作しにくいことが大きな欠点でしたが、新たにダブルクリックの操作感を調整することができます。
カメラコントロールをダブルクリックすると、ロック状態からカメラを起動したり、動画の撮影を開始できますが、設定画面からアクセシビリティ>カメラコントロールに進んで、一番下までスクロールすることで、ダブルクリックの間隔を変更できます。
また、iOS 18でリニューアルされた写真アプリでは、フレーム単位での早送り機能や、自動ループ再生をオフにする設定など、動画の再生機能を改善、最近表示した項目や最近共有された項目のアルバムの履歴消去、コレクションビューから前の画面に戻る際に右スワイプで戻れるなど、批判の声を受けて微調整が行われます。
探すアプリでは、置き忘れや紛失したアイテムの場所をいち早く特定し回収するのに役立つAirTagなどの位置情報を航空会社など信頼できる第三者に共有できる機能が追加。
メールアプリには、受信したメッセージが4種類のカテゴリに自動分類する機能が追加されます(日本語非対応)
- 主要:よく知っている人からの連絡や緊急のメッセージなど、あなたにとって最も大事なメール
- 取引:領収書や注文確認など
- プロモーション:マーケティング関連
- アップデート:ニュースレターやそれ以外のすべて
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