旧型のボディに最新のチップセットを搭載することで販売価格を抑えた高い人気を誇るiPhone SEシリーズ
第3世代のiPhone SE(仮称:iPhone SE3)は早ければ今年4月にも発売されるとの噂があったが、発売時期は2022年前半になる可能性が高いようだ。
日本の5G人口カバー率は90%に到達予定
Appleの未発表製品に関して確度の高い情報を発信するアナリストMing-Chi Kuoによると、Appleは2022年前半にiPhone SE3を発売する計画とのこと。
Kuoは以前のレポートで5.5インチまたは6.1インチでiPhone 12シリーズのようなフルスクリーンのデザインを採用すると伝えていたが、最新のレポートではデザインやほとんどの仕様が昨年発売された第2世代のiPhone SEと同じと報告している。
つまり、顔認証やノッチ付きのディスプレイは採用せず、指紋認証センサーを内蔵したホームボタンや上下の分厚いベゼルなどオールドデザインになりそうだ。側面の電源ボタンに内蔵される報じられていた新しいTouch IDもなさそうだ。
iPhone SE3における最大の変更は5G対応とプロセッサのアップグレードとのこと。
2022年3月末にはauとソフトバンクの5G基地局は5万局、人口カバー率は90%に到達する予定。これは4Gの周波数帯を5Gに転用した“なんちゃって5G”(通信速度が4Gと変わらない)込みの計画だが、超高速な5G用の周波数帯でエリア拡大を続けるドコモでは、2022年3月末に5G基地局が2万局、人口カバー率が55%に到達する予定。
現在は5Gに繋がることは稀だが、1年後には状況が大きく変わっているため安価な5G対応スマートフォンとしてiPhone SE3は人気が出そうだ。