2023年秋に公開予定のiOS 17では、その場を離れても写真や動画を共有できる強化されたAirDropやAirTagを子どもの見守りアイテムがわりに使える共有機能、Heyが不要になり「Siri、今日の天気は?」と話すだけで応答してくれる音声アシスタント、相手の連絡先や着信画面をアレンジできる連絡先ポスターなどの新機能が追加される予定です。
ただし、iPhone 8はアップデート打ち切りとなることが発表され、iOS 16からiOS 17にアップデートすることはできません。
今後は致命的な脆弱性を修正するセキュリティアップデート以外は配信されないことから買い替えを検討する必要があります。この記事では、買い替え先の最有力候補であるiPhone SE(第3世代)とiPhone 8を比較して違いをまとめています。
目次
iPhone 8とiPhone SEの違いを比較
iPhone SE(第3世代) | iPhone 8 | |
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デザイン | ||
カラー | (PRODUCT) REDミッドナイトスターライト | ゴールドシルバースペースグレイ(PRODUCT) RED |
材質 |
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価格と容量 |
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大きさ |
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重さ | 144 g | 148 g |
ディスプレイ |
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メインカメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップ |
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メモリ | 4GB | 2GB |
電池持ち |
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ワイヤレス充電 |
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5G | Sub6 | X |
SIM |
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Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
FeliCa | ○ | ○ |
防水・防じん |
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充電端子 | Lightning | Lightning |
生体認証 |
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センサー |
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パッケージ内容 |
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大きさ・重さを比較
デザインはほぼ同じ、大きさはまったく同じなので片手操作時の快適さなどに大きな違いはありません。
重さについてはバッテリー容量が増加しているものの、iPhone SE(第3世代)の方が4gだけ軽量です。iPhone 8の発売から4年以上経過したことで各種部品が小型化・軽量化されたことによって軽量化されたものと考えられます。
なお、カラーについてはiPhone 8がゴールド、シルバー、スペースグレイ、(PRODUCT)REDの4色、iPhone SE(第3世代)はスターライト、ミッドナイト、(PRODUCT)REDの3色でシルバーが廃止に。ゴールドはスターライトになり、スペースグレイはミッドナイトに変化しています。
カメラを比較
iPhone SE(第3世代)とiPhone 8は同じカメラセンサーを搭載するなど、ハードウェアスペックはほぼ同じです。
一方、ソフトウェアには大きな違いがあり、背景をぼかして撮影できるポートレートモードに対応しているため、家族や子どもの写真を印象的に記録できます。
画質を向上する機能として、逆光で発生する白飛びや黒つぶれといった残念な現象を効果的に抑えられるスマートHDR4、高度な機械学習によってこれまでにない質感や細部、色彩を表現するDeep Fusion、いつでも自分好みの色合いで写真が撮れるフォトグラフスタイルに対応しています。
動画では、なめらかな映像を記録できる60fps対応のフロントカメラを搭載。
ナイトモードのタイムラプスや最大3倍のデジタルズーム、ステレオ録音に対応。写真モードでカメラボタンを押したままにすると、素早く動画を撮影できる便利機能「QuickTake」にも対応しています。
iPhone 8からiPhone SE(第3世代)に買い替えても劇的な画質の向上は得られないかもしれませんが、着実な進化は感じられるはずです。
性能を比較
iPhone SE(第3世代)とiPhone 8の最も大きな違いは性能です。
A11 Bionicチップを搭載するiPhone 8に対して、iPhone SE(第3世代)はiPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップを搭載。メモリは倍増されているため、複数のアプリ間を行き来しながら利用するマルチタスキングも快適です。
性能を数値化したベンチマークスコアの違いは以下のとおり。
CPUについてはダブルスコア、GPUについては桁違いの差があり、ゲームなど高い負荷が長時間に及ぶ時のスコアにもかなり大きな違いがあります。
A15 Bionic | A11 Bionic | |
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Geekbench 6 |
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Wild Life Extreme |
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Wild Life Stress Test |
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電池持ちを比較
スマートフォンの電池持ちは消費電力とバッテリー容量によって決まります。
消費電力に大きな影響を与えるディスプレイの仕様に違いはないため、差はありません。一方でチップセットの消費電力は大幅に改善され、さらにiPhone SE(第3世代)のバッテリー容量はiPhone 8の10%増しの2,018mAhであることから電池持ちはiPhone SE(第3世代)が優秀なはず。
実際にiPhone 8と同じバッテリー容量と新しいチップを搭載しているiPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)を使用したバッテリーテストでは、iPhone SE(第2世代)が4時間11分で脱落したのに対して、iPhone SE(第3世代)はiPhone 11をも上回り、5時間16分まで持ちこたえています。
iPhone 8からiPhone SE(第3世代)に買い換えれば、電池持ちは大きく向上するでしょう。
5G・Wi-Fi・eSIM
iPhone SE(第3世代)は5GとWi‑Fi 6(802.11 ax)に対応しています。
Wi-Fi 5は最大6.9Gbpsに対応していますが、5GHzのみサポートしているため、ルーターとスマートフォンの間に障害物があると電波が弱まるデメリットがあります。一方で、Wi-Fi 6は最大9.6Gbpsに対応し、2.4GHzと5GHzの両方をサポートしているため、障害物によるデメリットを回避できます。
5GはSub6のみ対応。まだまだエリアは狭いため、買い替え後すぐに超高速通信が実現するわけではありませんが、将来的な期待はしても良いでしょう。
また、iPhone SE(第3世代)はeSIMにも対応しています。通常のSIMカードの場合は、ネットで申し込みしても自宅にSIMカードが届くのを待つ必要がありますが、eSIMであれば申し込み後、ネットからeSIMをダウンロードするだけで設定が完了します。さらにデュアルSIM/デュアルeSIMにも対応しているので、メイン回線とサブ回線のSIMを入れておけば通信障害でメイン回線が使えなくなった時でもサブ回線を使って連絡を取ることができます。ちなみに、サブ回線は基本料0円で好きな時にトッピングを追加して利用できるpovo2.0がおすすめです。
iPhone SE(第3世代)の価格
iPhone SE(第3世代)の販売価格は以下のとおりです。
docomo | 64GB | 128GB | 256GB |
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機種代金 | 73,370円 | 82,280円 | 104,500円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却37,730円毎月の支払額1,640円/月 | ▼23ヶ月目に返却42,680円毎月の支払額1,855円/月 | ▼23ヶ月目に返却53,020円毎月の支払額2,305円/月 |
au | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 70,935円 | 82,190円 | 103,415円 |
負担金 | スマホ返却で22,047円毎月の支払額958円/月 | スマホ返却で26,600円毎月の支払額1,156円/月 | スマホ返却で55,775円毎月の支払額2,425円/月 |
SoftBank | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 73,440円 | 81,360円 | 99,360円 |
負担金 | スマホ返却で22,008円毎月の支払額917円/月 | スマホ返却で26,784円毎月の支払額1,116円/月 | スマホ返却で52,560円毎月の支払額2,190円/月 |
Rakuten | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 66,800円 | 73,800円 | 89,800円 |
負担金 | 毎月の支払額1,391円/月 | 毎月の支払額1,537円/月 | 毎月の支払額1,870円/月 |
Apple | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 |
Apple公式サイトでの購入は楽天ポイントが還元されるAppleギフトカードの利用がおすすめです。
まとめ:iPhone 8からiPhone SE(第3世代)への買い替えはあり?
iPhone SE(第3世代)はiPhone 8とほぼ同じボディに、より新しいA15 Bionicチップを搭載することで基本性能が飛躍的に向上したモデルです。特にグラフィックの性能が桁違いに向上しているので負荷の高いゲームなどを快適にプレイできます。
消費電力の改善とバッテリー容量の増加によって電池持ちも大きく向上。より安定して使えるWi-Fi 6と高速通信の5Gにも対応しています。
カメラはイメージセンサーなどは変わらないものの、高速なチップと機械学習がもたらすコンピュテーショナルフォトグラフィによって、白飛びや黒つぶれを効果的に抑え、Deep Fusionによってシャープな写真を記録できます。背景をぼかして撮影できるポートレートモードによって家族や子供の写真も印象的に記録できます。
iPhone 8からの買い替えを検討している多くの人が画面サイズや本体の大きさは維持したいと考えているはず。そういった意味でiPhone SE(第3世代)は買い替えの筆頭候補と言えます。
もう1つの候補はiPhone 13 miniです。iPhone 8、iPhone SE(第3世代)よりも、さらにコンパクトでディスプレイやメインカメラ、フロントカメラが大幅に向上し、動画でも背景をぼかせるシネマティックモードにも対応。さらに強化された光学式手ぶれ補正にも対応。電池持ちやオーディオもさらに向上しています。iPhone SE(第3世代)とiPhone 13 miniの違いはこちらの記事で詳細に比較しているのでぜひ参考にしてください。
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