AppleがiPhone SE(第2世代)の後継機として、最新のA15 Bionicチップや最大256GBのストレージを搭載し、超高速通信5Gに対応したiPhone SE(第3世代)を発表しました。
iPhone SE2に搭載されたA13 Bionicから2世代進化した究極のスマートフォン用チップを搭載することで、サクサクと快適な動作はもちろん長期間のOSアップデートが期待できます。最も安い5G対応のiPhoneとして前作同様に高い人気が出そうです。
2年前にiPhone SE2を購入した人はそろそろ買い替えの時期かもしれません。この記事では、買い換えるべきなのか判断するために必要なiPhone SE2とiPhone SE3の違いや同じ共通点を解説しています。
目次
iPhone SE3とiPhone SE2の共通点
スペック | |
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サイズ | 138.4 x 67.3 x 7.3 mm |
ディスプレイ |
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メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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フロントカメラ |
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ボディ | ガラスと航空宇宙産業レベルのアルミニウムを使ったボディ |
生体認証 | 指紋認証 Touch ID |
ストレージ | 64GBと128GB |
電池持ち |
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高速充電 | 30分で最大50%充電 |
Qiワイヤレス充電 | 対応 |
MagSafe | X |
センサー |
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デュアルSIM | nano-SIM eSIM |
防水・防じん | IP67 |
オーディオ | ステレオ再生 |
空間認識のための超広帯域チップ | X |
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iPhone SE3とiPhone SE2の違いを比較
スペック | iPhone SE3 | iPhone SE2 |
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デザイン | ||
カラー | ミッドナイトスターライト(PRODUCT)RED | ブラックホワイト(PRODUCT)RED |
価格と容量 |
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重さ | 144 g | 148 g |
メインカメラ |
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フロントカメラ |
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チップセット | A15 Bionic | A13 Bionic |
メモリ | 4GB | 3GB |
5G |
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X |
電池持ち |
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価格と容量
iPhone SE3の販売価格は前世代のSE2から約8,000円値上がりしましたが、それでも5G対応のiPhoneとして最も安いモデルとして登場しました。
iPhone SE3のストレージ容量はSE2と同じ64GB、128GB、256GBの3種類なので買い替えもしやすいでしょう。ほとんどの人は256GB以内の容量で十分だと思いますが、より多くの写真や動画を撮影したり、4K動画など大容量の動画を保存・撮影するのであれば、少し足りないと感じるかもしれません。
Apple Storeの価格とキャリアの価格を以下にまとめています。一括の機種代金はAppleと楽天モバイルが最安です。
docomo | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
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機種代金 | 73,370円 | 82,280円 | 104,500円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却22,154円毎月の支払額963円/月 | ▼23ヶ月目に返却42,680円毎月の支払額1,855円/月 | ▼23ヶ月目に返却53,020円毎月の支払額2,305円/月 |
au | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 70,935円 | 82,190円 | 103,415円 |
負担金 | 端末返却で22,047円毎月の支払額958円/月 | 端末返却で26,600円毎月の支払額1,156円/月 | 端末返却で55,775円毎月の支払額2,425円/月 |
SoftBank | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 73,440円 | 81,360円 | 99,360円 |
負担金 | 端末返却で22,008円毎月の支払額917円/月 | 端末返却で26,784円毎月の支払額1,116円/月 | 端末返却で52,560円毎月の支払額2,190円/月 |
Rakuten | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 64,000円 | 70,900円 | 85,900円 |
負担金 | 端末返却で31,992円毎月の支払額1,333円/月 | 端末返却で35,448円毎月の支払額1,477円/月 | 端末返却で42,936円毎月の支払額1,789円/月 |
Apple | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 |
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デザイン・カラーを比較
iPhone SE3とiPhone SE2のデザインは同じです。
どちらも黒で統一されたフロントパネルにホームボタンを搭載し、手になじむ丸みのあるフレームを採用した親しみのあるデザインを採用しています。ただし、ガラスの素材が異なっていて、iPhone SE3の前面と背面には、iPhone 13シリーズの背面と同じスマートフォンの中で最も頑丈なガラスが使用されています。
カラーは同じ3色ですが、色合いが若干変更されています。
iPhone SE2はブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDの3色でしたが、iPhone SE3は少し青みがかったミッドナイト、ベージュに近いスターライト、少し明るくなった(PRODUCT)REDの3色をラインナップしています。
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大きさ・重さを比較
iPhone SE3とiPhone SE2の大きさは、高さ・横幅・厚さすべて同じです。
どちらも片手操作でも画面の9割ぐらいに指が届くため、通学や通勤時の電車移動でも快適に片手操作が可能。重さはどちらも150g以下。フラグシップスマートフォンは200g近いことを考えれば、どちらもかなり軽いスマートフォンで長時間動画を見たり、電子書籍で読書したり、ゲームしても手が疲れにくい軽量感です。
なお、iPhone SE3はSE2から4gほど軽量化されています。
ディスプレイを比較
ディスプレイに違いはありません。
どちらも4.7インチのRetina HDディスプレイを搭載し、326ppiの画素密度や1,400:1のコントラスト比、625ニトの明るさ(輝度)、周囲の環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを調節する「True Tone」、広色域ディスプレイ(P3)をサポートしています。
片手操作が快適なサイズ感ですが、動画を視聴したり、ゲームをプレイするのであれば、より大きく高コントラストでHDRに対応した有機ELのiPhone 13などを選びましょう。
カメラを比較
メインカメラ、フロントカメラ共にレンズの性能は同じですが、iPhone SE3は60fpsの1080p HD動画とフロントカメラを使ったスローモーション動画に対応。
最新のチップセットを活用したスマートHDR、Deep Fusionといったコンピュテーショナルフォトグラフィやフォトグラフスタイルに違いがあります。
スマートHDR
iPhone SE3は、日陰と日なたが混在する明暗差の激しい写真において、機械学習によって黒つぶれや白飛びを効果的に抑える最新のHDR機能「スマートHDR 4」に対応しています。
iPhone SE2も次世代のスマートHDRを利用できますが、スマートHDR 3で機械学習によって顔以外の被写体も識別して質感を忠実に再現可能になり、最新のスマートHDR 4では、1人だけでなく複数人を撮影するグループショットにおいても個々の人物に合わせて肌の色・コントラスト・明るさを最適に補正できるなど大幅に進化しています。
Deep Fusion
個人的にお気に入りの機能は高度な機械学習を使い、写真をピクセル単位で処理して質感・細部・色彩を表現する「Deep Fusion」です。
以下の写真は左がDeep Fusion対応のiPhoneで撮影したもの。右のDeep Fusion非対応の写真に比べて床のタイルや木目などあらゆるディテールに大きな違いが出ています。
フォトグラフスタイル
iPhone SE3は写真の新機能「フォトグラフスタイル」にも対応しています。
フィルタと同じような機能ですが、色付きの透過フィルムを1枚の写真の上に重ねたようなイメージのフィルタに対して、フォトグラフスタイルは写真の部分に応じて色を調節するため、例えば木々の葉っぱの緑を強調しても肌の色には変化はなく、フィルタに比べて自然な仕上がりの写真になります。
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A15 BionicとA13 Bionicの性能を比較
iPhone SE3に搭載されているA15 Bionicは、Appleいわく5nmプロセス製造で150億個のトランジスタを使用した「究極のスマートフォン用チップ」です。
また、メモリ(RAM)の容量はiPhone SE2から1GB増量された4GBでiPhone 13|13 miniと同じ容量を搭載します。
ベンチマークスコアでは、iPhone SE2のA13 Bionicに比べて、シングルコア性能で1.3倍、マルチコア性能で2.1倍高いスコアを記録。快適なゲームプレイにも関わるGPUのスコアは1.47倍、1秒間に15兆8千億回の演算が可能なニューラルエンジンによる機械学習の性能も1.59倍高いスコアです。
チップの性能差は操作の快適性さだけでなく、OSのアップデート期間やカメラ機能にも大きく関係するため、最新のチップセットを搭載したiPhone SE2に買い換えるのもアリだと思います。
A15 Bionic iPhone SE3 | A14 Bionic iPhone 12 | A13 Bionic iPhone SE2 |
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Geekbench 5 | シングルコア:1718 マルチコア:4484 |
シングルコア:1589 マルチコア:3733 |
シングルコア:1310 マルチコア:2106 |
Geekbench ML | 962 | 843 | 604 |
3D Mark Wild Life Extreme |
総合スコア:2494 平均フレームレート:14.9fps |
総合スコア:2063 平均フレームレート:12.4fps |
総合スコア:1696 平均フレームレート:10.2fps |
MLによるカメラ機能 |
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電池持ちを比較
省電力に優れるA15 Bionicチップによって電池持ちにも違いがあります。
Appleのテストではビデオ再生時間はiPhone SE3が最大15時間、iPhone SE2が最大13時間。ストリーミング再生はiPhone SE3が最大10時間、iPhone SE2が最大8時間。オーディオ再生がiPhone SEが最大50時間、iPhone SE2が最大40時間です。
まとめ:iPhone SE2からSE3に買い替えるべきか
iPhone SE3は57,800円で購入できるエントリーモデルで、超高速通信5Gに対応した最も安いiPhoneです。
新しいガラスを採用することで耐久性が向上した片手で持ちやすい、操作しやすいコンパクトボディに、4.7インチの液晶ディスプレイとマスクを着用したまま画面ロックをスムーズに解除できる指紋認証Touch IDを搭載。
前作から2世代進化した最新のA15 Bionicチップによって、エントリーモデルながら最新のiPhone 13シリーズと同等の性能で、長期間のアップデートも期待できるため、iPhone SE2からの買い替えも検討してみてはどうでしょうか。
より大きく、高画質のディスプレイや超広角レンズを搭載したデュアルカメラ、画質に大きな違いがあるフロントカメラ、超ロングライフな電池持ち。高い防水性能、AirPodsやAirTagを探すのに便利なU1チップ、圧倒的に優れた音質を実現するドルビーアトモス、カラーバリエーションの豊富さ、そして指紋認証よりもマスク対応の顔認証Face IDに魅力を感じるのであれば、iPhone 13を選ぶことをおすすめします。iPhone 13とiPhone SE3の比較はこちらからどうぞ。
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