AppleがiPhone SEシリーズの最新機種として第3世代のiPhone SE(通称:iPhone SE3)を発表しました。
2年ぶりにアップデートされたiPhone SE3は、人気のコンパクトなデザインにマスクを着けていてもスムーズに画面ロックを解除できる指紋認証「Touch ID」を備えたホームボタン、スマートフォン史上最速のチップ「A15 Bionic」、新たに超高速通信5Gにも対応した最新モデルです。
わずか2日後の11日(金)22時から予約受付がスタートし、18日(金)に発売されます。iPhone SE3を購入するのか、昨年秋に発売されたiPhone 13のどちらを購入するか、多くの人が頭を悩ませているはず。
自分にとって最適なiPhoneを選択するには、迷っている機種と比較して違いを知る必要があります。この記事では、iPhone SE3とiPhone 13にどういった違いがあるのか徹底的に比較しているので、購入の参考にしてください。
目次
- iPhone SE3とiPhone 13の共通点
- iPhone SE3とiPhone 13の違いを比較
- 価格とストレージ容量
- 大きさとデザイン
- 画面の大きさ・ディスプレイ
- カメラ
- オーディオと音質
- バッテリーと電池持ち
- ワイヤレス充電とMagSafe
- 指紋認証Touch IDと顔認証Face ID
- 防水・UWB
- まとめ:iPhone SE(第3世代)とiPhone 13の選び方
iPhone SE3とiPhone 13の共通点
スペック | |
---|---|
ディスプレイ |
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メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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フロントカメラ |
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ボディ | ガラスと航空宇宙産業レベルのアルミニウムを使ったボディ |
チップセット | A15 Bionic |
メモリ(RAM) | 4GB |
5G | Sub6 |
高速充電 | 30分で最大50%充電 |
Qiワイヤレス充電 | 対応 |
センサー |
|
デュアルSIM | nano-SIM eSIM |
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iPhone SE3とiPhone 13の違いを比較
スペック | iPhone SE3 | iPhone 13 |
---|---|---|
デザイン | ||
カラー | ミッドナイトスターライト(PRODUCT)RED | グリーンピンクブルーミッドナイトスターライト(PRODUCT)RED |
価格と容量 |
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|
サイズ | 138.4 x 67.3 x 7.3 mm | 146.7 x 71.5 x 7.65 mm |
重さ | 144 g | 174 g |
画面の大きさ | 4.7インチ | 6.1インチ |
ディスプレイ |
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生体認証 | 指紋認証 Touch ID | 顔認証 Face ID マスク対応 |
メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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フロントカメラ |
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オーディオ | ステレオ再生 ドルビーアトモス:非対応 |
空間オーディオ再生 ドルビーアトモスに対応 |
電池持ち |
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MagSafe | X | ◯ |
空間認識のための 超広帯域チップ | X | ◯ |
防水・防じん | IP67 | IP68 |
価格とストレージ容量
iPhone SE3の販売価格は2020年に発売された前作とほぼ同じで、5G対応のiPhoneとして最も安いモデルとして登場します。
iPhone SE3のストレージ容量は64GB、128GB、256GBの3種類。ほとんどの人は256GB以内の容量でも足りますが、より多くの写真や動画を撮影したり、4K動画など大容量の動画を保存・撮影するのであれば、最大512GBを選べるiPhone 13がオススメです。
以下の比較表はiPhone SE3とiPhone 13シリーズのApple公式サイトとApple Storeの価格をまとめたものです。
iPhone SE3の価格
docomo | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 73,370円 | 82,280円 | 104,500円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却22,154円毎月の支払額963円/月 | ▼23ヶ月目に返却42,680円毎月の支払額1,855円/月 | ▼23ヶ月目に返却53,020円毎月の支払額2,305円/月 |
au | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 70,935円 | 82,190円 | 103,415円 |
負担金 | 端末返却で22,047円毎月の支払額958円/月 | 端末返却で26,600円毎月の支払額1,156円/月 | 端末返却で55,775円毎月の支払額2,425円/月 |
SoftBank | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 73,440円 | 81,360円 | 99,360円 |
負担金 | 端末返却で22,008円毎月の支払額917円/月 | 端末返却で26,784円毎月の支払額1,116円/月 | 端末返却で52,560円毎月の支払額2,190円/月 |
Rakuten | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 64,000円 | 70,900円 | 85,900円 |
負担金 | 端末返却で31,992円毎月の支払額1,333円/月 | 端末返却で35,448円毎月の支払額1,477円/月 | 端末返却で42,936円毎月の支払額1,789円/月 |
Apple | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 |
iPhone 13の価格
docomo | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 127,710円 | 158,180円 | 199,430円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却61,710円毎月の支払額2,683円/月 | ▼23ヶ月目に返却82,940円毎月の支払額3,606円/月 | ▼23ヶ月目に返却103,070円毎月の支払額4,481円/月 |
au | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
SoftBank | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 115,200円 | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 端末返却で115,200円毎月の支払額4,800円/月 | 販売なし | 販売なし |
Rakuten | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 123,800円 | 123,800円 | 171,800円 |
負担金 | 端末返却で69,332円毎月の支払額2,888円/月 | 端末返却で61,844円毎月の支払額2,576円/月 | 端末返却で94,834円毎月の支払額3,951円/月 |
UQ mobile | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 114,720円 | ||
新規契約 | |||
負担金 | 端末返却で20,890円毎月の支払額908円/月 | ||
機種変更au/povoからのりかえ | |||
負担金 | 端末返却で31,890円毎月の支払額1,386円/月 | ||
のりかえ | |||
負担金 | 端末返却で9,890円毎月の支払額430円/月 | ||
Apple | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 95,800円 | 110,800円 | 140,800円 |
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大きさとデザイン
デザインには大きな違いがあります。
黒で統一されたフロントパネルにホームボタンを搭載し、手になじむ丸みのあるフレームを採用した親しみのあるiPhone SE3に対して、iPhone 13はフラットエッジのフレームをフラットパネルで挟んだ新しいデザインを採用しています。
高級感があるのはどっち?画面割れに強いのは?
ボディの素材はどちらも航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウムを使用。背面はガラス仕上げです。素材はどちらも同じですが、フラットエッジでアルミニウムをより多く使用したiPhone 13の方が高級感があります。
iPhone 13のみ前面の素材に他のスマートフォンのガラスよりも強靭な「セラミックシールド」を採用。iPhoneを落とした時の耐落下性能が4倍に向上しています。iPhone SE3はiPhone 13の背面に使用されている最も頑丈なガラスを前面と背面に使用しています。
iPhone SE3 | iPhone 13 | |
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デザイン | 黒で統一された前面とホームボタンを搭載した 親しみのあるデザイン |
フラットなエッジとオールスクリーンのデザイン |
ボディの素材 |
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片手操作しやすのはどっち?
本体の大きさは両方とも片手に収まるサイズですが、片手操作しやすいのはiPhone SE3です。
片手でも画面の9割に指が届くだけでなく、iPhone 13に比べて約30gも軽いため、電子書籍を読んだり動画を見るといった長時間の使用でも手が疲れにくい片手操作に最適なiPhoneです。
ひと回り大きなiPhone 13も片手操作が可能です。ただし、片手で指が届くのは6割程度で、持ち手と対角にあるボタンやホーム画面のアプリやウィジェットには指が届かないため、画面を下にスライドさせる片手操作モード「簡易アクセス」を多用するか、両手で操作する必要があります。
iPhone SE3 | iPhone 13 | |
---|---|---|
大きさ |
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|
重さ | 144g | 173g |
多彩なカラーを選べるのはどっち?
iPhone SE3のカラーはミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの3色から選べます。iPhone 13は3色に加えて、さらに豊富なピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)RED、新色グリーンといったカラフルな6色を用意しています。
iPhone 13のピンクは非常に人気が高く、筆者が購入したスターライトは男女年齢問わずすべての人にオススメできる飽きのこない長く使えるカラーです。
ちなみに、数年後にメルカリなどで売却を考えているのであれば、奇抜なカラーではなくホワイトやブラックといったベーシックなカラーの方が売れやすい傾向があります。
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画面の大きさ・ディスプレイ
iPhone SE3の画面の大きさは4.7インチ、iPhone 13の画面サイズは6.1インチです。面積で比較した画面の大きさには約1.5倍の違いがあります。
映画やドラマに最適なディスプレイはどっち?
スマートフォンの画面で動画を見る時に、映像の上下に黒い帯(余白)が表示されることがあります。これはディスプレイのアスペクト比によるものです。
iPhone SE3のアスペクト比は9:16のため、YouTubeの動画やNetflix、Amazonプライムで楽しめるドラマやアニメ、バラエティ番組などに最適。画面いっぱいに映像が表示されます。
対するiPhone 13は映画で採用されることが多いシネマスコープサイズ(9:21)に近い9:19.5のため、映画やドラマなどの視聴時に上下の黒い帯が目立たず、高い没入間で楽しめます。
画質に違いはある?
良い画質で動画を楽しみたいのであれば、iPhone 13を選べば間違いありません。
HDRに対応した表現豊かな有機ELのSuper Retina XDRディスプレイを搭載したiPhone 13では、桁違いのコントラスト比で濃淡のくっきりしたメリハリのある写真や映像が楽しめます。
画面の輝度(明るさ)も大きく異なります。同じイルミネーションの写真を表示すると、iPhone 13のディスプレイでは実際の目で見たようなネオン管の眩しさがリアルに表現されますが、iPhone SE3はのっぺりした迫力のない仕上がりになります。
眩しい屋外でもよく見えるのはどっち?
夏の晴天時など太陽が眩しい時に屋外でiPhoneを使用すると、画面が見えづらいことがよくあります。
画面の明るさを上げることで解消されますが、明るさの上限には違いがあります。iPhone SE3の最大輝度625ニトに対して、iPhone 13は最大輝度800ニトと約1.3倍の違いがあります。
日差しいが眩しい時期や時間帯に屋外で利用することが多いのであれば、画面の明るいiPhone 13を選ぶのが良いでしょう。
カメラ
iPhone SE3とiPhone 13の最も大きな違いの1つがカメラです。
ポートレート撮影が可能な広角レンズのみ搭載するiPhone SE3に対して、iPhone 13は広角レンズと景色をダイナミックに撮影できる超広角レンズも搭載しています。
広角レンズ | 超広角レンズ |
---|---|
最高性能のレンズ。被写体や撮影シーン、撮影する時間帯など選ばずオールマイティに使えるため最も撮影機会が多い | より多くの人数、より大きな被写体を一枚に収めて広範囲に写せるレンズ。景色をダイナミックに撮影できることから、景色やグループショットで活躍する |
いつでも自分好みの色合いで撮れる「フォトグラフスタイル」
最新のA15 Bionicチップを搭載したiPhone SE3とiPhone 13どちらも写真の新機能「フォトグラフスタイル」に対応しています。
フィルタと同じような機能ですが、色付きの透過フィルムを1枚の写真の上に重ねたようなイメージのフィルタに対して、フォトグラフスタイルは写真の部分に応じて色を調節するため、例えば木々の葉っぱの緑を強調しても肌の色には変化はなく、フィルタに比べて自然な仕上がりの写真になります。
スタイルは標準・鮮やか・リッチなコントラスト・暖かい・冷たいを用意。コントラストとホワイトバランスを-100〜+100の範囲で調整したもので、自由に調節して自分好みのスタイルとして保存し、毎回同じスタイルで撮影することも可能です。
スタイルはカメラアプリの画面をスワイプするだけで切り替えられ、A15 Bionicチップのパワーによってスタイルの変化をリアルタイムで確認しながら撮影できます。
写真の画質を爆上げするコンピュテーショナルフォトグラフィ
ここ数年でAppleが注力しているのが強力なプロセッサとソフトウェアのパワーによって画質を爆上げするコンピュテーショナルフォトグラフィです。
代表的な機能がスマートHDRとDeep Fusionの2つ。iPhone SE3は前作から2段階進化した「スマートHDR 4」とSEシリーズとして初めて「Deep Fusion」に対応し、iPhone 13と同じレベルの機能に対応しています。
スマートHDR 4
スマートHDRは日陰と日なたが混在する明暗差の激しい写真において、機械学習によって黒つぶれや白飛びを効果的に抑えるHDR機能です。スマートフォンでHDR処理された写真は合成感が強く不自然な仕上がりになりますが、iPhoneのスマートHDRでは驚くほ自然な仕上がりのまま、優れたHDR効果を発揮します。
なお、スマートHDR 3では、機械学習によって顔以外の被写体も識別して質感を忠実に再現可能になり、最新のスマートHDR 4では、1人だけでなく複数人を撮影するグループショットにおいても個々の人物に合わせて肌の色・コントラスト・明るさを最適に補正できるよう進化しました。
Deep Fusion
個人的にお気に入りの機能は高度な機械学習を使い、写真をピクセル単位で処理して質感・細部・色彩を表現する「Deep Fusion」です。
以下の写真は左がDeep Fusion対応のiPhoneで撮影したもの。右のDeep Fusion非対応の写真に比べて床のタイルや木目などあらゆるディテールに大きな違いが出ています。
誰でも映画のように撮影できる「シネマティックモード」
高級カメラのように背景をぼかしながら映画のように撮影できる新機能「シネマティックモード」にはiPhone 13のみ対応しています。
動画の撮影中はピントの手動変更に加えて、ピントを当てるべき被写体をiPhoneが賢く判断して自動で変更するフォーカス送りにも対応。フォーカス送りは映画でよく使われるテクニックで、iPhoneなら誰でも映画の撮影テクニックで撮れるということです。
シネマティックモードで撮影した動画は撮影後に写真アプリを使ってボケの強さを変えることも可能。Appleはビデオのボケ(被写界深度効果)を撮影後に変えられるのはiPhone 13のラインナップが唯一です。
なお、シネマティックモードで撮影したフレームレートは30fps固定で映画で使用される一般的な24fpsでは撮影できません。つまり、なめらかな映像で記録されるため、厳密には映画のようなシネマティックな仕上がりにはなりません。
カメラで選ぶならiPhone SE3とiPhone 13どっち?
カメラの違いを細かく解説しましたが、購入の決め手は景色をダイナミックに撮影できる超広角レンズを必要とするかしないかです。
個人的に広角レンズだけでは同じような写真や映像になってしまいがちなので超広角レンズは手放せません。そう思っている人も多いのか、Appleは最新のiPhone Xシリーズ以降、オールスクリーンのiPhone全機種に超広角レンズを搭載しています。また、Googleはデュアルカメラを初めて搭載したスマートフォンで広角レンズと望遠レンズを搭載していましたが、わずか1年で望遠レンズから超広角レンズに切り替えました。
以下の写真はiPhone 13の超広角レンズで撮影した写真です。
オーディオと音質
スピーカーはどちらもステレオ仕様で、底面の右側にあるスピーカーホールと前面にある通話兼用スピーカーによってステレオ再生が楽します。
さらに、空間オーディオとドルビーアトモスに対応しているiPhone 13では、臨場感あふれるサラウンドサウンド再生を実現。実際に聴き比べてみるとスピーカーはまったくの別物で、iPhone 13の方が圧倒的に良い音を奏でます。
どちらもイヤホン端子はありません。Lightning端子のイヤホンかAirPodsシリーズ、その他ワイヤレスイヤホンを使用する必要があります。AirPodsについては以下の記事で詳しく比較しています。
バッテリーと電池持ち
結論から言えば電池持ちはiPhone 13が圧倒的に優れています。
スマートフォンのなかで最も電池を消費するディスプレイには液晶と有機ELの違いがあり、有機ELはバックライトが不要なので消費電力が低い仕様です。
電池持ちに最も大きな影響を与えるバッテリー容量はAppleが公表していないため発売後に明らかになりますが、公表されている電池持ちテストの結果を確認すると、iPhone SE3の方が長寿命化されているものの、iPhone SE2から大きく変わらないようです。
ちなみに、iPhone SE3のバッテリー容量は2,018mAhで、iPhone 13のバッテリー容量が3,227mAh。iPhone 13の方が1.6倍もの容量の多いバッテリーを搭載していることになります。
どちらも別売りの20W以上の電源アダプタを使用すると、わずか30分で最大50%の高速充電が可能です。
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ワイヤレス充電とMagSafe
どちらも充電パッドに置くだけで充電できる最大7.5Wのワイヤレス充電に対応していますが、iPhone 13のみマグネットを活用した最大15WのMagSafe充電に対応しています。
MagSafe充電は磁力によってiPhoneと充電パッドがピタッと吸着するため、ワイヤレス充電の問題である位置ズレを起こすことなくカンタンな充電が可能。充電スピードも2倍に高速化されます。
さらに、運転免許証やクレジットカードなどを収納できる「レザーウォレット」やiPhoneの背面にピタッと取り付けるだけでiPhone 13の電池持ちが最大60%長くなる「MagSafeバッテリーパック」、iPhone・Apple Watch・AirPodsを3台同時に充電できるスタンドなど、豊富なMagSafeアクセサリも利用できます。
指紋認証Touch IDと顔認証Face ID
画面ロックの解除やApple Payの決済時に利用する生体認証にも大きな違いがあります。この違いでどっちのiPhoneを購入するか決める人も多いはず。
iPhone SE3はディスプレイ下部に配置されたホームボタンに指を乗せるだけでロックを解除できる指紋認証「Touch ID」を搭載しているのに対して、iPhone 13はノッチ部分に搭載されたTrueDepthカメラによって本人と認証してロックを解除できる顔認証「Face ID」を搭載しています。
安全性の違いですが、ランダムに選んだ他人によって認証を突破できてしまう誤認識率は指紋認証のTouch IDが5万分の1に対して、顔認証のFace IDは100万分の1。数字だけ見ると桁違いですが、どちらも安全性が高く他人に突破されてしまうことはごく稀と言っていいでしょう。
大きな違いは使い勝手です。
顔認証Face IDはマスクを着用しているときは顔の大部分を覆ってしまうため、本人であるかどうか判別できません。マスクが欠かせない新しい生活様式のなかではかなり不便です。しかし、近日配信されるiOS 15.4で顔認証Face IDがついにマスクに対応します。もちろんiPhone 13も対応機種に含まれています。
これまでの顔認証は顔の大部分を覆うマスクを着けた状態では本人と認識できず、パスコードを入力して画面ロックを解除する必要がありましたが、iOS 15.4にアップデート後のFace IDは目元だけで本人を判別することで、マスクを着けたままでも顔認証で画面ロックを解除したり、Apple Payでタッチ決済したり、アプリロックを解除できます。
iOS 15.4の正式提供を前にベータ版で利用してみましたが、非常に認証精度が高くストレスはゼロなので今後は指紋認証にこだわる必要はないと思います。
なお、マスクだけでなくメガネと同時着用した場合でも顔認証が可能です。事前に設定画面からメガネをかけた顔を登録するだけ。一般的なメガネはもちろん、スキーやスノーボードで利用するゴーグル(目元を認識できる透過性の高いもの)でも顔認証を利用できるので、グローブで指紋認証が利用できないウィンタースポーツを楽しむ人にとっても非常に便利な機能です。
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防水・UWB
iPhone 13は空間認識のための超広帯域チップーーいわゆるUWBチップも搭載しています。iPhoneの画面を見ながら紛失防止タグ「AirTag」の位置を探したり、紛失したAirPods 3またはAirPods Proを見つけられるほか、対応車種の車のドアロックを解錠したり、エンジンをかけるなどデジタルカーキーとして利用することもできます。
どちらも最大30分間の耐水性能を備えていますが、iPhone SE3は最大水深1メートルに対して、iPhone 13は業界最高クラスの最大水深6メートルでの使用に耐える耐水性能と防じん性能を備えています。
普段の生活のなかで1メートルを超える水深にiPhoneを落とすことはないと思いますが、シュノーケルをしながらカメラで動画や写真を撮影するのであれば、より性能の高いiPhone 13を選ぶ方が安心できると思います。
まとめ:iPhone SE(第3世代)とiPhone 13の選び方
iPhone SE3は57,800円から購入できるエントリーモデルで5G対応の最も安いiPhoneです。軽量で片手でも操作しやすく、指紋認証Touch IDによって画面ロックもスムーズに解除可能。エントリーモデルながら最新のiPhone 13シリーズとほぼ同等の最高性能を誇ります。
iPhone SE3とiPhone 13の価格の違いは、同じ128GBの場合、Apple Store価格で約35,000円です。これだけ安いにも関わらず、スマートフォン最速のチップセットを搭載し、超高速通信の5Gに対応した最新モデルを選べます。
より大きく、高画質のディスプレイや超広角レンズを搭載したデュアルカメラ、画質に大きな違いがあるフロントカメラ、超ロングライフな電池持ち。高い防水性能、AirPodsやAirTagを探すのに便利なU1チップ、圧倒的に優れた音質を実現するドルビーアトモス、カラーバリエーションの豊富さ、そして指紋認証よりもマスク対応の顔認証Face IDに魅力を感じるのであれば、iPhone 13を選ぶことをおすすめします。
- いつでもカエドキプログラムの負担金は、24回払いで購入後、23ヶ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
- スマホトクするプログラムの負担金は、24回払いで購入後、13カ月目~25カ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
- 新トクするサポート(スタンダード)の負担金は、48回払いで購入後、25ヶ月目に特典利用を申し込みと機種返却が条件です。
- UQ mobile:機種購入と同時にトクトクプラン/コミコミプランと増量オプションIIに加入した場合の価格です
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