Appleが先週末発売した「iPhone XS」と「iPhone XS Max」において4G/LTEなどモバイルデータ通信とWi-Fiの不具合が多数報告されているようだ。
“ギガビット級LTE”の性能を発揮できず
AppleサポートフォーラムやReddit、MacRumorsのフォーラムで「iPhone XS」と「iPhone XS Max」のWi-Fiと4G/LTEが安定しないと多数報告されていることがわかった。
例えば、2.4GHzと5GHzのWi-Fiが利用できる環境下において低速な2.4GHzのWi-Fiに接続されてしまうという報告や電波が悪い場所でiPhone 8 Plusよりも接続性が悪く本体の交換後も変わらないといった報告が確認できる。
「iPhone XS」と「iPhone XS Max」は、4本のアンテナを利用する「4×4 MIMO」を採用することで、モバイルデータ通信のスピードは“ギガビット級LTE”になり、ドコモでは受信時最大844Mbps、auでは最大818.5Mbps(いずれも理論値)の高速データ通信が楽しめる。本来の性能を発揮できれば「iPhone X」など比べ物にならないほどのスピードを計測するが、今回発覚した不具合によって本来の性能が発揮できない場合があるようだ。
幸いにも手元の「iPhone XS Max」では同様の不具合は確認できておらず、日本のAppleサポートフォーラムにも同様の不具合を訴える報告はなかった。
TheVergeはAppleにコメントを求めているが、現時点で回答は得られていない。