Appleが2017年に発売した「iPhone X」は、背面にガラス製のパネルを備えることで充電パッドに本体を置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応した。
発売直後は5Wの通常充電のみ利用可能な状態でケーブルを使った充電よりも遅く実用的ではなかったが、発売後のアップデートで7.5Wの高速ワイヤレス充電に対応したことでようやく実用的に。
今年発売されたiPhone XS/iPhone XS Maxのワイヤレス充電はさらに高速化されているようだ。
“iPhone Xよりも一段と速く充電できるようになりました”
AppleはiPhone XS/iPhone XS Maxを発表したスペシャルイベントで言及しなかったが、公式サイトでは“しかも、iPhone Xよりも一段と速く充電できるようになりました。”と案内している。
どれだけ高速化されているのかはわからないが、The VergeがAppleに取材したところフル充電までの時間が30分も短くなっていることがわかったそうだ。
携帯総合研究所で検証したところ、7.5Wのワイヤレス充電に対応した「iPhone X」では通常のケーブル充電に近い時間でフル充電できた。iPhone XS/iPhone XS Maxでは、両充電による時間と速度の差がさらに縮まったことで実用性がさらに増したことになる。
発売日から「iPhone XS Max」でワイヤレス充電を頻繁に利用しているが、確かに充電スピードはこれまでよりも速い。ワイヤレス充電器はこれまでと同じものでも高速化されるため、多くの人がメリットを享受できる嬉しいアップデートだ。
初出時、Appleのウェブサイトに30分で最大50%との説明があると記述しましたが、この目安はケーブルを使った高速充電のスピードでした。お詫びして訂正いたします。
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