JCBが手のひらを使ってクレジットカード決済できるサービスを開発した。決済を行う客はスマートフォンやクレジットカードを取り出すことなく手を出すだけで金額が支払える。
店舗は読取り機器の設置不要、利用客は手ぶらで決済
JCBがユニバーサルロボットなどと共同開発したのは、サービスを利用する客が自分のスマートフォンで手のひらを撮影してサーバに登録し、決済時にスマートフォンのカメラで手のひらを撮影。事前に登録した手のひら情報と照合することで認証する。2月には実証実験が実施される予定だ。
気になるのはセキュリティ面だが、ユニバーサルロボット社の「可視光手のひら認証技術」を採用することで世界最高レベルの誤認識率(他人許容率)、1000億分の1を実現。iPhoneで利用できる指紋認証「Touch ID」の誤認識率5万分の1、顔認証「Face ID」は100万分の1となっている。
今後は、「JCB生体認証プラットフォーム」として各種モバイルサービスの登録やアプリ内決済、読み取り機器の設置などを必要としない店舗での「手ぶら決済」、宅配受け取り、コンサート会場やアミューズメント施設への入場など多方面で活用されることを想定している。
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