Suicaアプリが2028年度に登場。Suica経済圏拡大で移動から生活のデバイスへ進化目指す
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

JR東日本が新しいビジネス成長戦略を発表し、その中で2028年度にSuicaアプリ(仮称)を提供すると発表しました。
Suicaアプリによって、Suicaを“移動のデバイス”から“生活のデバイス”に進化させ、飛躍的に利便性を高めるとともにSuica経済圏を拡大するとしています。
マイナンバーカードと連携した機能も
新しいビジネス成長戦略は大きく2ステップで行われ、まずは2027年度までにえきねっとやモバイルSuicaなど各種IDを統合します。
IDの統合と同時に、クラウド化による新しい鉄道チケットシステムを開始。例えば、駅ビルで一定額の買い物をすると、帰りの運賃が割引されるなど、特典を提供するとしています。

2028年度に提供されるSuicaアプリでは、統合IDを活用すると共に、利用シーンに合わせたサービスを一括して利用できるとのこと。
また、今後10年の間に、移動と一体のチケットサービス、金融・決済、生体認証、マイナンバーカード連携、タイミングマーケティング、健康、学び、物流、行政・地域サービスとの連携などを順次追加するとしています。
具体的なサービスとしては、マイナンバーカードと他交通機関を連携した地域限定乗り放題パスの提供、マイナンバーカードと電子マネー機能を連携した給与・給付金の受取り、顔認証データ等と連携したハンズフリーのタッチレス改札の提供、気温データと駅の改札タッチを連携した帰宅にあわせたエアコンや風呂のスイッチONなどが挙げられています。

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