スターバックスの約1,000店舗に導入されたApp Clipを見かけたので早速使ってみました。
App Clipは2021年にiOS 14にて追加された機能。都内でも対応店舗を見かけることがほとんどなく使用する機会もゼロでしたが、スターバックスに導入されたことで一気に身近な存在になりました。
支払い方法がApple Payのみはハードルが高い?
スタバのApp Clipを利用するには、まず店舗に掲示されている専用のコードをiPhoneのカメラで読み取ります。
Safariが起動したら商品を選択。Apple Payで決済して専用のカウンターで商品を受け取るだけです。詳しい利用手順は以下のとおり。
長い列に並ばず席を確保してからゆっくり注文できるモバイルオーダー&ペイは便利な一方で、アプリのダウンロードと事前の登録作業が面倒なのか、場所や利用層を問わず観光地でもビジネス街でも若者が多い渋谷でもレジに並ぶ人が多いなと思っていました。
App Clipによって面倒なアプリのダウンロードや会員登録が不要になれば利用者が増え、スタバはレジ対応の人員やコストを下げることができます。
ただ、支払い方法がApple Payのみというのはもしかするとハードルが高いかもしれません。
MMD研究所の調査によれば、クレジットカードを連携してApple Payを利用している人は33.6%だそうです。
アプリありでも便利なApp Clip
アプリからモバイルオーダー&ペイを利用している人にとってもApp Clipは便利でした。
アプリをダウンロードした状態でApp Clipのコードを読み取ると、Safariではなくアプリが起動して商品を選択後、決済できます。
ただ、コードを読み取ってスタバアプリが起動しているだけですが、便利なのは店舗が選択された状態で注文できること。
というのも通常のモバイルオーダー&ペイでは、受け取り店舗の選択が必要ですが、同じ建物で階違いだったり、近くに複数の店舗があると、自分が利用する店舗がわからなくなることがよくあります。
この場合はApp Clipによる注文ではないため、スタバカードによる支払いも可能。Starを貯めてドリンクやフード、コーヒー豆、オリジナルグッズ等と交換できるスターリワードの対象になります。
現在、App Clipが利用できる店舗は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、愛知県の約1,000店舗ですが、2024年7月から全国約1,900店舗での導入を予定しているとのこと。
利用しようと思っている方は事前にApple Payへのクレカ登録を忘れずにやっておきましょう。
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