モバイル決済・送金サービスの「LINE Pay」(ラインペイ)で、支払い額の最大20%を還元する期間限定のキャンペーン「Payトク」がスタートした。
昨年末から好評だったキャンペーンは今月から内容が大きく変わっているため注意が必要だ。
これまでの「Payトク」
「Payトク」はLINE Payで毎月末に開催されている定期キャンペーン。PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンに対抗して2018年12月にバージョンアップしたことで大きな注目を集めた。
キャンペーンの参加登録は不要。LINE Payを使って対象の店舗と対象の支払い方法で支払うだけで決済額の20%がLINE Pay残高として還元されていた。
さらに、今年3月に開催された史上最大の還元祭「春の超Payトク祭」ではLINE PayカードやQUICPay+(Android限定)も対象に追加。より魅力的なキャンペーンになったが、今月のPayトクは還元率や還元方法、支払い方法が大きく異なる。
何が変わった?今月の「Payトク」
まず還元方法がLINE Pay残高からLINE Payボーナスに変更されている。300億円祭を機に追加されたLINE Payボーナスは、1ボーナス=1円としてLINE Pay加盟店や友だちへの送金に利用することもできる。LINEポイントと併用して支払うことも可能だ。
ただし、LINE PayカードやQUICPay+、税金や一部公共料金などの請求書支払いでLINE Payボーナスを利用することはできない。銀行口座への出金もできないため、LINE PayボーナスはLINE Pay残高に比べて価値が低い。
Payトクの還元率も変わった。当初のPayトクは還元率が20%だったが、3月に実施された「春の超Payトク祭」を最後に15%に変更されている。今月も15%だ。LINE Payが謳っている最大20%は2019年7月末まで実施されているコード支払いで3%のLINEポイントが還元されるキャンペーンと、前月の決済額に応じて最大2%のLINEポイントが還元されるインセンティブプログラム「マイカラー」を合わせたもの。
今月のPayトクはダウングレードではあるが、3月と4月のPayトクは大盤振る舞いと言える内容だった。5月も300億円分を付与するキャンペーンも実施していることを考えれば、Payトクの内容が少し落ち着くのも仕方がない。15%の還元率でも還元方法がLINE PayボーナスでもLINE Payが日常のお財布になっている人にとってはありがたいキャンペーンだ。
ちなみに、キャンペーン期間中に1度でもLINE Payの専用アプリを使って支払うと還元額の上限が5,000円から10,000円に引き上げられるため、忘れずに利用しよう。
6月の「Payトク」まとめ
- キャンペーン期間
- 2019年6月1日(土)0:00 ~ 2019年6月9日(日)23:59
- 還元方法・時期
- LINE Pay ボーナス
- 1ボーナス1円として使えるLINE Pay残高
- 友だちへの送金も可能。出金は不可
- LINE PayカードやQUICPay+、税金や一部公共料金などの請求書支払いでは利用不可
- 還元内容
- 最大20%分を還元
- Payトク: 15%のLINE Payボーナス
- マイカラー: 0.5~2%のLINE ポイント
- コード支払い特典: 3%のLINEポイント
- 還元の上限額
- 5,000円。LINE Pay アプリを使って支払うと10,000円に引き上げ