「LINE Pay(ラインペイ)」は、インターネットのショッピングサイトやショッピングアプリで買い物をした時の支払いやLINEで繋がっている友だちや家族との間で送金もできるモバイル決済・送金サービスです。前払い式のため審査不要で申し込み後、スグに使える手軽さも特徴の1つです。
2016年3月にはJCB加盟店で使えるチャージ式プリペイドカード「LINE Payカード」のサービスが開始。2018年には電子マネー「QUICPay」の対応によってスマホ決済箇所は100万に到達し、最大100万円が当選する大規模なキャンペーンによってLINE Payの登録者は4,000万人を突破しました。
現在はLINE Payで支払いすると20%が還元されるキャンペーン「超Payトク祭」でさらに大きな注目を集めています。
この記事では「LINE Pay」の申し込み方法やチャージ方法、LINEポイントとの交換方法、スタンプの買い方など使い方をわかりやすく解説しています。
目次
- LINE Payとは?
- LINE Payカードとは?
- LINE Payのポイント還元プログラム(マイカラー)
- LINE Payは危険?安心できる5つの取組み
- LINE Payの始め方
- LINE Payカードの始め方
- 全機能を利用するには「本人確認」が必要
- チャージする
- 支払う・送金・割り勘する
- ポイント還元率をチェックする
- 利用履歴・残高履歴を確認する
- おトクなキャンペーン・イベントを確認する
LINE Payとは?
LINE Payの使い道
LINE Payは、事前にLINE Pay残高に金額をチャージして、LINEまたはLINE Payアプリに表示されるQRコード/バーコードを提示、または店舗に掲示してあるバーコードをスキャンして支払う「コード決済」やネットショッピングで注文した品物の代金を支払う「オンライン決済」、請求書のバーコードをスマホで読み取って電気代や水道代が支払える「請求書支払い」、スマホをかざして支払いができる「QUICPay」が利用できるモバイル決済サービスです。
LINEで繋がっている友だちや家族間、LINE Pay残高から銀行口座への「送金」にも対応。金額を送って欲しい場合はLINEを通じて「送金依頼」したり、割り勘した金額をLINE Payで送金してもらうよう依頼する「割り勘」、LINE Pay残高を銀行口座に「出金」するなど便利な機能も用意されています。
- チャージ: LINE Pay残高に金額を入金する
- オンライン決済: ネットショッピングで購入した品物の代金をLINE Pay残高から支払う
- コード決済: LINEアプリでQRコード/バーコードを提示またはスキャンしてLINE Pay残高から代金を支払う
- 請求書支払い: 請求書のバーコードをスキャンしてLINE Pay残高から代金を支払う
- QUICPay: スマホをかざしてLINE Pay残高から代金を支払う
- 送金: LINEで繋がっている友だちや家族にLINE Pay口座からお金を送る
- 送金依頼: LINEで繋がっている友だちや家族にお金を送ってもらうよう依頼する
- 割り勘: お店での支払いを現金およびLINE Payで割り勘して送金してもらうよう依頼する
- 出金: LINE Payの残高を銀行口座に出金する
LINE Payが使えるお店
LINE Payは、オンラインショップとリアル店舗のLINE Pay加盟店、請求書払いで使用可能。支払い方法はオンラインショップでは「LINE Pay決済」、リアル店舗では「コード決済」、電気料金や水道料金は「請求書払い」が利用できます。
以下はLINE Pay対応店舗・サービスの一例です。
オンラインショップ | リアル店舗 | 請求書支払い |
---|---|---|
LINE STORE | ローソン | 東京電力エナジーパートナー |
ZOZOTOWN | ファミリーマート | 九州電力株式会社 |
出前館 | ビッグエコー | 東北電力株式会社 |
ラクマ | ジョーシン | 神奈川県企業庁 |
HWM ONLINE | ゲオ | 阿久根市 水道課 |
FOREVER21 | LOFT | 熊本市上下水道局株式会社 |
SHOPLIST.com | くすりの福太郎 | 東京海上日動火災保険 |
まんが王国 | ツルハドラッグ | SBI生命保険株式会社 |
honto | サンドラッグ | ZOZOTOWN |
HOT PRICE | 魚民 | [.ST] |
Starbuck eGift | Right-on | GMO後払い |
LINE Payの手数料
LINE Payを利用するユーザーが負担する手数料は、LINE Pay口座へのチャージ、LINE Pay口座からの送金、送金依頼、割り勘、決済時はすべて無料です。LINE Pay利用時に手数料がかかるのはLINE Pay口座からの出金のみ。出金手数料は200円(税抜き)です。
LINE Payカードとは?
LINE Payカードの使い道
LINE Payは限られたLINE Pay対応サービスおよびLINE Pay対応店舗で利用できますが、対応店舗が少ないのが弱点。より多くの店舗で使いたい場合は国内外約3,100万件のJCB加盟店で利用できる「LINE Payカード」を利用しましょう。
支払い方法は「クレジットカード払い」と「LINE Payカード決済」の2種類。物理カードを提示する「LINE Payカード決済」は申し込みから手元にカードが届くまで時間がかかりますが、「クレジットカード払い」はLINEアプリで申し込んでから即時利用することができます。
- クレジットカード払い:ショッピングサイトやアプリでクレジットカード払いを選択してLINE Pay口座から代金を支払う
- LINE Payカード決済:LINE Payカードを提示してJCB加盟店でLINE Pay口座から代金を支払う
LINE Payカードが使えるお店
「LINE Payカード」は、JCBカードとしてセブン-イレブンなどのコンビニ、西友などのスーパー、ドラッグストア、ネットショップ、飲食店、カラオケなどJCB加盟店やAmazonやGoogle Playなどのショッピングサイトやアプリストアでも利用できます。
LINE Payカードの年会費・手数料
LINE Payカードに年会費はありません。無料です。また、支払い時にかかる手数料も無料となっています。
LINE Payカードのポイント還元
2018年5月31日まではLINE Payカードで決済すると利用金額100円ごとに2ポイントが貯まるポイント還元の特典が用意されていましたが、2018年6月1日から新しいインセンティブプログラム「マイカラー」が導入されたことでLINE Payカードの2%ポイント還元は廃止になり、前月の決済額に応じて還元されるポイントが変化するようになりました。
詳細は当記事の「LINE Payのポイント還元プログラム(マイカラー)」で確認してください。
LINE Payカードのデザイン
LINE Payカードのデザインは2018年12月時点で全5種類です
LINE Payのポイント還元プログラム(マイカラー)
LINE Payには決済金額に対するポイント還元も用意されています。
2018年5月31日までは「LINE Payカード」を利用した場合のみ決済した金額に対して2%のポイント還元が実施されていましたが、2018年6月1日からは新しいインセンティブプログラム「マイカラー」がスタートしたことで、LINE Payカードに限らずすべての決済がポイント還元の対象になり、利用額に応じてポイント還元率が変化するようになりました。
「マイカラー」は、前月の利用額に応じて“バッジカラー”が毎月変わります。バッジカラーは、ホワイト・レッド・ブルー・グリーンの4段階で、ポイント還元率はホワイトが0.5%、レッドが0.8%、ブルーが1%、グリーンが2%です。
利用額が9,999円まではホワイト、1万円〜4万9,999円まではレッド、5万円〜9万9,999円まではブルー、10万円以上がグリーンになります。
なお、マイカラーに参加するには本人確認(銀行口座登録)を行う必要があります。本人確認をしないとポイントが還元されないので注意しましょう。本人確認の方法はこの記事内で詳しく解説しています。
ポイントは「LINEポイント」として還元され、1ポイント1円として利用できます。ポイント付与対象の決済上限額は毎月100万円です。
貯まったLINEポイントはLINEコインに交換してスタンプやきせかえと交換したり、LINE Pay残高にチャージすることも可能です。マイカラーやポイント還元率の確認方法はこちら、LINEポイントの交換方法はこちらの記事で解説しています。
- マイカラー: 最大2%のLINEポイント還元が受けられる段階制のプログラム
- ホワイト: 0.5%(前月に9,999円までの利用)
- レッド: 0.8%(前月に49,999円までの利用)
- ブルー: 1.0%(前月に99,999円までの利用)
- グリーン: 2.0%(前月に10万円以上の利用)
- LINEポイント: 1ポイント1円として利用可。LINE Pay残高にチャージすることも可能
LINE Payは危険?安心できる5つの取組み
LINE Payを安全・安心して利用できるために5つの取り組みが実施されています。
1つ目は「本人確認」。LINE Payでは不正利用を防ぐために銀行口座振替の登録 または 運転免許証、健康保険証をアップロードする本人確認が必要です。LINE Payに登録した住所に郵送される簡易書留を送ることでアカウント登録者と登録情報の一致を確認。なりすましのアカウント作成を防止します。
なお、本人確認が完了しない限り、送金・割り勘・出金は利用できません。またLINE Pay口座の残高には上限が設定されます。本人確認の手続き方法はこちらで紹介しています。
2つ目は「LINE Pay専用のパスワード」。LINE Payを利用するにはLINE Pay専用のパスワード登録が必要です(LINEのパスワードとは別)。パスワードはLINE Payの起動(任意)/決済/送金などお金が移動する機能を利用する場合は毎回専用パスワードの入力が必要になるためLINEアカウントを乗っ取られた場合やLINEの画面を開いたまま席を外して不正に操作された時の悪用を防止することができます。
なお、PCやタブレットからLINE Payの決済を利用する場合はスマートフォンを使ったLINE Payの支払い承認が必須。パスワードのほかにも顔認証や指紋認証を利用することもできます。
3つ目は「暗号化」。LINE Payに登録した銀行口座の情報やカード情報はすべて暗号化されて保管され、当然、支払先の店舗や送金先の友だちや家族は知ることがありません。また、LINEが取り扱う個人情報はLINE Pay利用時の照会で使用する一部の情報のみで安心して利用できます。
4つ目は「常時のモニタリング体制」。LINE Payでは24時間・365日、送金依頼の回数や金額、アカウント作成の挙動から不正な動きを検知する24時間のモニタリングシステムを導入しています。悪質な利用や不正行為の拡大を防止しています。
5つ目は「補償制度」。万が一、不正利用や架空請求等が発生した場合でも損害を補償するための「利用者補償制度」が導入されています。
すべての送金、決済、出金が補償対象で原則10万円以内ならばLINEが損害額をカバーします。例えば、スマートフォンを紛失してLINE Payにログインされて不正にクレジットカードを利用されたり、LINE Payのパスワードがバレて勝手にアカウントを作成されたり、見に覚えのない利用請求が来た場合が補償のケースになります。
なお、補償を受けるには損害発生時から30日以内に問題報告フォームから連絡する必要があります。
- 本人確認:アカウント登録者と登録情報の一致を確認してなりすましのアカウント作成を防止
- LINE Pay専用パスワード:LINEのアカウントが乗っ取られたり、LINEののぞき見、スマートフォンの紛失時の不正利用を防止
- 暗号化:口座情報やカード情報はすべて暗号化して保管
- 常時のモニタリング:24時間・365日の不正使用モニタリングを実施。悪質利用や不正行為を防止
- 補償制度:万が一、不正利用された場合でも原則10万円以内ならLINEが損害額をカバーする
LINE Payの始め方
- 1. LINEアプリを起動
- 2. 「ウォレット」タブを選択
- 3. “LINE Payを始める”をタップ
- 4. 「はじめる」をタップ
- 5. 「すべてに同意」をタップして「新規登録』ボタンをタップ
LINE Payカードの始め方
LINE Payカードには、「バーチャルカード」と「プラスチックカード」の2種類があります。
プラスチックカードはJCB加盟店舗でカードを提示して支払いができる現物のカードで、バーチャルカードはJCBオンライン加盟店で利用できる仮想のカードです。
いずれもLINEアプリからの申し込みできます。以前はプラスチックカードをコンビニやドラッグストアで購入することができましたが、LINEプリペイドカードと混同されることが多い等の理由で2018年1月で販売が終了しました。
アプリから申し込みをして手元にプラスチックカードが届くまでは1週間から2週間かかりますが、バーチャルカードはすぐに利用できます。
なお、プラスチックカードを利用するには事前に“利用開始手続き”が必要になります。手順はこちらで解説しています。
バーチャルカードを申し込む
- 1. LINEアプリを起動
- 2. 「ウォレット」タブを選択
- 3. “バーチャルカードをすぐに発行”をタップ
- 4. 「バーチャルカードを発行」をタップ
- 5. パスワード入力または顔認証・指紋認証を実行
- 6. バーチャルカードが発行される
プラスチックカードを申し込む
バーチャルカードを未発行の場合
- 1. LINEアプリを起動
- 2. 「ウォレット」タブを選択
- 3. “バーチャルカードをすぐに発行”をタップ
- 4. 「プラスチックカードを申し込む」をタップ
- 5. パスワード入力または顔認証・指紋認証を実行
- 6. カードのデザインを選択して「次へ」をタップ
- 7. 名前を入力して「次へ」をタップ
- 8. 郵便番号を入力して「次へ」をタップ
- 9. カードの郵送先を入力して「申込確定」をタップ
バーチャルカードを発行済みの場合
- 1. LINEアプリを起動
- 2. 「ウォレット」タブを選択
- 3. 残高をタップ
- 4. カード番号をタップ
- 5. 「プラスチックカード」を選択
- 6. “プラスチックカードを登録するまで、安全のためオンラインでのカードの利用が停止されます。続行しますか?”と表示されたら「確認」を選択
- 7. カードのデザインを選択して「次へ」をタップ
- 8. 名前を入力して「次へ」をタップ
- 9. 郵便番号を入力して「次へ」をタップ
- 10. カードの郵送先を入力して「申込確定」をタップ
LINE Payカードの利用開始手続き
LINE Payカードが手元に届いたり、コンビニなど店頭でLINE Payカードを購入したら利用開始手続きが必要です。手続きが完了するまではLINE Payカードは利用できません。
「LINE Pay カードの利用開始手続き」をタップしてLINE Payカードの裏面に記載された15ケタのお客様番号と3ケタのセキュリティコードを入力して「次へ」ボタンをタップします。
チャージ金額や使用するカードを確認したら「OK」ボタンをタップすると利用開始手続きが完了します。手続きが完了するとLINE Payのデザインも変わります。
LINE Payカードに暗証番号を設定する
LINE Payカードの支払い時にサインまたは暗証番号の入力が必要になる場合があります。暗証番号の設定はLINE Payのメニューから「設定」→「LINE Payカード」に進みます。
「カードの暗証番号」を選択してLINE Payカードの裏面にあるセキュリティコードを入力後、カードの暗証番号を設定します。暗証番号を忘れた場合は同じ方法で再度設定することができます。
全機能を利用するには「本人確認」が必要
LINE Payには「LINE Cash」と「LINE Money」の2種類のアカウントが用意されています。
LINE Payに登録した直後のアカウントは「LINE Cash」となり、LINE Cashではすべての機能が利用できず、残高や決済の上限額にも違いがあります。本人確認を完了すると「LINE Money」に移行・転換されてすべての機能が利用できます。
LINE Cash | LINE Money | |
---|---|---|
出金 | × | ○ |
送金 | × | ○ |
LINE Payカード決済 | 10万円(1回/1ヶ月) | 100万円(1回) |
残高上限 | 10万円 | 100万円 |
チャージ残高(専用口座) | 10万円/回 | 100万円/回 |
チャージ残高(コンビニ) | 10万円/回 | 29万9000円/回 |
「本人確認」する
以前は身分証をアップロードすることで本人確認ができましたが、現在は銀行口座の登録でのみ本人確認が可能になっています。
- 1. LINEアプリを起動する
- 2. 「ウォレット」タブを表示
- 3. 「+」ボタンをタップ
- 4. 「銀行口座」を選択
- 5. LINE Payにチャージする銀行を選択
- 6. 本人確認の注意事項が表示されたら「OK」をタップ
- 7. LINE Payの本人確認に関する利用規約が表示されたら下までスクロールして「同意します」をタップ
- 8. LINE Payのパスワードを入力
- 9. 名前や住所口座情報を入力して「次へ」をタップ
- 10. 登録先する銀行の案内に応じて設定を完了させる
LINE Pay、LINE Payカードにチャージする
LINE Payを利用するにはSuicaやPASMOのようにお金をチャージ・入金する必要があります。お金が入金されるのは「LINE Pay口座」で支払い時にはLINE Payの口座残高から金額が支払われます。
LINE Payのチャージ方法は豊富な5種類。コンビニや銀行のATM、インターネットバンキングから24時間チャージできます。
- 銀行口座: LINE Payに登録した銀行口座から口座振替でチャージする
- セブン銀行ATM(QRコード): ATMに表示されるQRコードを読み取ってチャージする
- セブン銀行ATM(カード): ATMにLINE Payカードと現金を入れてチャージする
- LINE Payカード: レジでLINE Payカードと現金を渡してチャージする
- オートチャージ: 残高が設定した金額を下回った場合、銀行口座から自動でチャージする
LINE Payの各種チャージ方法は以下の記事でくわしく解説しています。
LINE Pay/カードで支払う・送金・割り勘する
LINE Payの残高は、国内100万超のLINE Pay加盟店舗で支払いをしたり、LINE PayカードでJCB加盟のオンラインショップや国内外3,300万のJCB加盟店で支払いが可能。ほかにも送金や割り勘といった機能が利用できます。
詳しいLINE Payの支払い方法や送金、割り勘のやり方は以下の記事でくわしく解説しています。
「マイカラー」(ポイント還元率)をチェックする
- 1. LINEアプリを起動する
- 2. 「ウォレット」タブを表示
- 3. 残高をタップ
- 4. 「マイカラー」を選択
LINE Payの利用履歴・残高履歴を確認する
利用履歴を確認
- 1. LINEアプリを起動する
- 2. 「ウォレット」タブを表示
- 3. 残高をタップ
- 4. 「決済履歴」を選択
残高履歴を確認
- 1. LINEアプリを起動する
- 2. 「ウォレット」タブを表示
- 3. 残高をタップ
- 4. 「残高履歴」を選択
おトクなキャンペーン・イベントを確認する
LINE Payで開催中のおトクなキャンペーンやイベントはLINE PayのLINE公式アカウントから確認できます。